おかあちゃんが つくったる/長谷川 義史

『おかあちゃんがつくったる』は、長谷川義史さんによる絵本で、2012年に講談社から出版されました。 ​物語は、小学3年生の「ぼく」と姉、おかあちゃんの3人暮らしが描かれています。​おかあちゃんは、ぼくが欲しがるものを何でもミシンで作ってくれますが、その出来栄えは少し不格好で、友達に笑われてしまうことも。​ある日、ぼくは思わず「お父ちゃんを作って」と口にしてしまいます。​そんなぼくに対し、おかあちゃんは明るく前向きに応え、家族の温かさと強さを感じさせる物語です。

略歴

長谷川義史

長谷川義史(はせがわよしふみ)さんは、1961年大阪府藤井寺市生まれ。 ​グラフィックデザイナーからイラストレーターを経て、2000年に『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』で絵本作家としてデビューしました。 ​2003年には『おたまさんのおかいさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。​また、2008年には『ぼくがラーメンたべてるとき』で日本絵本賞と小学館児童出版文化賞を受賞するなど、多くの作品で高い評価を得ています。

おすすめ対象年齢

この絵本の対象年齢は、おおよそ5歳以上とされています。 ​ただし、物語の内容やテーマから、小学生や大人にも共感を呼ぶ作品となっています。

レビュー

この作品は、ユーモアと温かさが溢れる家族の物語であり、読者の心に深く響きます。​おかあちゃんの不器用ながらも愛情深い行動や、ぼくの葛藤がリアルに描かれており、家族の絆や親の愛情の深さを再認識させられます。​また、関西弁で語られる文章が親しみやすく、読者を物語の世界に引き込みます。​子どもだけでなく、大人も共感し、感動できる作品です。

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