ぼくのおふろ/鈴木 のりたけ

『ぼくのおふろ』は、絵本作家・鈴木のりたけ氏による作品で、2010年にPHP研究所から出版されました。 ​この絵本では、主人公の男の子が「めいろのおふろ」や「プリンぶろ」、「でんしゃのおふろ」など、さまざまなユニークなおふろを想像し、その楽しさを描いています。​鈴木氏の緻密で遊び心あふれるイラストレーションが、子どもたちの想像力を刺激し、おふろの時間を特別なものに感じさせてくれる作品です。

略歴

鈴木のりたけ

鈴木のりたけ氏は、1975年に静岡県浜松市で生まれ、一橋大学社会学部を卒業後、1998年にJR東海に総合職として入社しました。​研修中には東海道新幹線の運転士も経験しましたが、自身のやりたいこととは異なると感じ、約2年で退社しました。​その後、グラフィックデザインを学び、デザイン会社「シルフ」に約8年半勤務しました。​この期間にデザインの技術と経験を積み重ね、後の絵本作家としての基盤を築きました。​絵本作家としては、『ぼくのトイレ』で第17回日本絵本賞読者賞を受賞し、『しごとば 東京スカイツリー』で第62回小学館児童出版文化賞を受賞するなど、多くの作品で高い評価を得ています。

おすすめ対象年齢

『ぼくのおふろ』の対象年齢は、3歳から小学校低学年までの子どもたちに適しています。​おふろという日常的なテーマに、ユーモラスで想像力豊かな展開が加わり、小さな子どもから大人まで楽しめる内容となっています。​また、親子での読み聞かせにも最適で、おふろの時間をより楽しいものにしてくれるでしょう。

レビュー

この絵本を読んで、子どもたちの豊かな想像力に感心させられました。​日常の何気ないおふろの時間が、こんなにも楽しくクリエイティブな世界に広がることを教えてくれます。​鈴木氏のイラストは細部まで丁寧に描かれており、ページをめくるたびに新しい発見があります。​子どもたちだけでなく、大人も一緒になって楽しめる作品であり、親子のコミュニケーションを深めるきっかけにもなると感じました。

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