おばけのアイスクリームやさん/安西 水丸

安西水丸さん作・絵の絵本『おばけのアイスクリームやさん』は、2006年に教育画劇から出版されました。 ​この絵本では、森の中でアイスクリーム屋を営むおばけのぼんちゃんが、うさぎ、ねこ、ふたごのはとなどの動物たちに、それぞれの姿を模したアイスクリームを提供します。​動物たちは自分そっくりのアイスクリームを受け取って大喜びし、ぼんちゃんのアイスクリーム屋さんは大繁盛します。 ​シンプルなストーリーと擬音語を交えた楽しい表現が特徴で、子どもたちの想像力を刺激する作品です。

安西 水丸の略歴

安西 水丸(あんざい みずまる)さんは、1942年に東京で生まれ、2014年に亡くなるまで、イラストレーターや絵本作家、エッセイストとして活躍しました。彼の作品は独特のシンプルで温かみのあるスタイルが特徴で、現代日本のイラスト界において重要な役割を果たしました。安西さんは、日本大学芸術学部を卒業後、広告代理店に勤務しましたが、後にフリーのイラストレーターとして活動を始めました。1980年代には村上春樹との親交が深まり、彼の小説の装画や挿絵を担当するなどして大きな注目を集めました。『風の歌を聴け』や『1973年のピンボール』などの初期作品のビジュアルを手がけ、村上作品の世界観をより豊かに伝えることに貢献しました。また、安西さんは絵本作家としても多くの作品を発表しています。その中でも『がたん ごとん がたん ごとん』や『おでんさむらい』シリーズなどは、特に子どもたちに親しまれました。シンプルな構図と鮮やかな色彩で描かれた絵本は、幼い読者にも分かりやすく、親しみやすいものでした。エッセイ執筆やコラム連載、雑誌への寄稿なども積極的に行い、彼独特のユーモアや感性が光る文章も多くのファンに支持されました。また、イラストレーターとして広告や装丁、雑誌の表紙など幅広い分野で活躍しました。彼のイラストは、シンプルながらもどこか懐かしさを感じさせる作風で、日常の何気ない瞬間をユーモラスに切り取る才能がありました。安西水丸さんの作品は、シンプルで温かみがありながらも、どこか味わい深い世界観を持っています。

おすすめ対象年齢

この絵本の対象年齢は、おおよそ0歳から3歳とされています。 ​シンプルなストーリーとカラフルなイラストが特徴で、小さなお子様でも楽しめる内容となっています。​

レビュー

『おばけのアイスクリームやさん』は、シンプルながらも心温まるストーリーと、安西水丸さんの独特なイラストが魅力の絵本です。​おばけのぼんちゃんが動物たちに提供するアイスクリームは、それぞれの特徴を捉えており、子どもたちの興味を引きます。​また、擬音語を多用した文章は、読み聞かせにも適しており、親子で楽しい時間を過ごせる一冊です。

タイトルとURLをコピーしました