
おおともやすおさん作・絵の絵本『ありがとう どういたしまして』は、2009年に童心社から初版が発行されました。 この絵本では、主人公のめぐちゃんが動物たちから花やリンゴ、おいも、どんぐりなどをもらい、そのたびに「ありがとう」とお礼を言い、動物たちが「どういたしまして」と応じる場面が描かれています。感謝の気持ちを伝えることの大切さを、温かみのあるイラストとシンプルなストーリーで子どもたちに伝えています。
略歴
おおとも やすお
おおともやすお(大友康夫,1945 – 2020)氏は1946年に埼玉県で生まれの日本の絵本作家です。 セツ・モードセミナーで学び、ファッションモデルや役者、運転手など多様な職業を経験した後、子どもが持ち帰った絵本『ぐりとぐら』に触発されて絵本制作を始めました。1977年に『あらいぐまとねずみたち』でデビューし、その後も『どうすればいいのかな?』などの作品を多数発表。彼の作品は、保育園や幼稚園、小学校などの読み聞かせでもよく使われており、教育現場でも根強い人気があります。絵本が持つ“人と人とのつながり”や“共感”の大切さは、現代の子どもたちにとっても大切なメッセージとなっており、大友康夫さんの作品は今後も長く読み継がれていくことでしょう。
おすすめ対象年齢
この絵本の対象年齢は2歳ごろからとされています。 シンプルな言葉の繰り返しと優しいイラストが、小さな子どもたちにも理解しやすく、感謝の言葉を自然に学べる内容となっています。
レビュー
『ありがとう どういたしまして』は、日常生活で大切な感謝の気持ちを、子どもたちに優しく伝える素晴らしい絵本です。シンプルなストーリーと繰り返されるフレーズが、幼い子どもたちにも理解しやすく、親子で一緒に読むことで、自然と「ありがとう」「どういたしまして」のやり取りが身につくことでしょう。