
おおのこうへいさんの絵本『えほんのしゅやくはなにたろう?』は、2023年にPHP研究所から出版されたユーモアたっぷりの一冊です 。「ももたろう」が他の食べ物から生まれたらどうなる?という発想から始まり、りんごたろう、バナナたろう、ぶどうたろう…と、次々にユニークなキャラクターが登場します。子どもの自由な想像力を刺激し、笑いながら物語の構造や主役の意味を考えさせてくれる内容です。
略歴
おおのこうへい
おおのこうへい(大野耕平)さんは、1974年生まれ、東京都出身の絵本作家・イラストレーターです。東京藝術大学デザイン科を卒業後、博報堂のクリエイティブディレクターやCMプランナーとして活躍する傍ら、絵本制作にも取り組んでいます。代表作には『あつまれ!全日本ごとうちグルメさん』や『パンダどうぶつえん』などがあり、ユーモアと独自の視点で子どもたちの心をつかむ作品を多数手がけています。また、ふくべあきひろさんとの共作も多く、素晴らしいコンビとしても知られています。
おすすめ対象年齢
対象年齢は特に4~5歳頃の子どもたちにおすすめです 。言葉のリズムやユーモアがわかり始めるこの時期に、想像力を育むのにぴったりな内容となっています。親子で一緒に楽しみながら、言葉遊びや物語の面白さを感じられる絵本です。
レビュー
この絵本を読んで、子どもの発想力って本当にすごいなと感じました。「ももたろう」が他の食べ物から生まれたら…というアイデアだけで、こんなに楽しい物語が広がるなんて驚きです。おおのこうへいさんのユーモアとイラストが絶妙にマッチしていて、大人も思わず笑ってしまいます。読み聞かせを通じて、子どもと一緒に新しい「○○たろう」を考えるのも楽しい時間になりそうです。想像力を育てる素敵な絵本だと思います。
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