『バムとケロのおかいもの』(作・絵:島田ゆか、発行:文溪堂、1999年)は、仲良しのバムとケロが町へお買い物に出かけるお話。今日は布地屋さんで布を選び、八百屋さんで野菜を買い、ハムスターのお店やアンティーク屋さんにも立ち寄ります。荷物がどんどん増えていって、バムはちょっと大変そうだけど、それもまた楽しそう。ケロのマイペースぶりに笑いながら、絵の細かさや遊び心あふれる背景に引き込まれます。どのページにも小さな発見がいっぱいで、親子で一緒に楽しめる絵本です。
略歴
島田 ゆか
島田ゆかさんは1963年兵庫県生まれの絵本作家・イラストレーターです。東京デザイン専門学校グラフィックデザイン科を卒業後、企業でグッズのデザインや広告の仕事をしながら、イラストや絵本制作を志しました。1994年、初の絵本『バムとケロのにちようび』(文溪堂)を出版。細部まで描きこまれた緻密な絵と、ユーモラスなキャラクターたちが人気を集め、「バムとケロ」シリーズをはじめ、『ガラゴ』シリーズ、『ぶーちゃんとおにいちゃん』など数々の作品を発表。現在も東京都在住で、創作を続けています。
おすすめ対象年齢
『バムとケロのおかいもの』は、対象年齢が3歳〜小学校低学年くらいです。ストーリーはしっかりしていますが、絵に物語のヒントがたくさん隠れているので、小さいお子さんでも絵を追いながら楽しめます。親子で一緒に読んで「ここ見て!」と会話が広がるタイプの絵本です。
レビュー
この作品も、見どころたっぷりで読むたびに新しい発見があります!特に、店内の細かいディスプレイや商品が本当に魅力的で、「こんなお店あったら行きたい!」って思っちゃうほど。バムのしっかり者ぶりと、ケロのやんちゃぶりの対比が今回も絶妙で、クスッと笑えます。どのページにも小さなキャラやおもしろアイテムが隠れていて、読むたびにじっくり見たくなる。絵を見るだけでも十分楽しい、そんな魅力がぎゅっと詰まった一冊です。