2019年に刊行された、さかいさちえさん作・絵の『ちいさなちいさなほしのあかり』をご紹介!ちいさなポコポコは、パンダみたいだけどパンダじゃない、ちっちゃくてキュートな生き物。このシリーズでは、商店街でお買い物してくじ引きチケットをゲット。景品の小さな箱からはキラキラの「星」が!断面図で描かれるお店やおうちが楽しく、ページをめくるたびにワクワクが広がります。ほっこりかわいい世界観と、ポコポコ&仲間たちのほんわかしたやりとりが魅力。シリーズファンはもちろん、初めての人にもおすすめな、ほのぼのショートアドベンチャーです。
略歴
さかい さちえ
さかいさちえさんは、神奈川県横浜市出身のイラストレーター・絵本作家。東京デザイン専門学校を1997年に卒業後、絵本・漫画・アニメの制作に携わるように。代表作『こじかこじっこ』シリーズで第1回おはなし絵本クラブ大賞を受賞し、その人気を確立。以後、「ちいさなちいさなポコポコ」シリーズを含む多数の断面図絵本で知られ、シリーズは累計100万部を突破。近年も『ほしのあかり』などを続々と刊行し、子ども・親世代の両方から支持されています。温かみのある絵と細部まで丁寧に描かれた構成が魅力です。
おすすめ対象年齢
対象年齢は「2〜4歳くらい」がメイン。断面図で描かれるお店やアイテムを見つける楽しさがあり、小さな手でもページがめくりやすく、親子で読み聞かせや自由にめくる遊び絵本としてぴったりです。くじ引きや商店街という身近なテーマが、幼児の好奇心や想像力を自然に刺激し、楽しく触れられる一冊。
レビュー
ポコポコのちっちゃくて丸いフォルムがたまらなく愛らしく、一緒に商店街をお散歩してるみたいで楽しいです!断面図のイラストは細かくて、子どもだけじゃなく大人も見入っちゃいます。くじ引きのドキドキ感や、「星」の景品がキラッと出てくるハッピーなオチにもニヤリ。ありさんたち仲間の無言サポートも、じんわり心温まる要素。ページをめくるごとに、身近な日常にちょっとした魔法がかかる感じで、読み終わった後にほっこりいい気持ちになれます。「小さくても非日常」は、このシリーズならではの魅力で、どのページもみんなにおすすめしたくなる一冊です。