バルバルさん きょうは こどもデー/乾 栄里子

作:乾栄里子、絵:西村敏雄による『バルバルさん きょうは こどもデー』(2021年 福音館書店)は、大人気「バルバルさん」シリーズ第2弾!毎月5日はバルバルさんのお店に“こどもデー”として、人間も動物も子どもたちが続々と訪れます。男の子とロバがおそろいヘアになったり、5匹の子羊たちにちょうどいいカットをしたり…バルバルさんは誰に対してもいつも丁寧に対応。また誰だったか分からない正体不明の動物も、すっきりキレイになって…その正体は?という心くすぐる仕掛けもあり、大人にも笑顔が届くユーモラスで温かい一冊です。

略歴

乾 栄里子

乾栄里子(いぬいえりこ)さんは1964年東京都生まれで、東京造形大学デザイン科を卒業後、インド・バナスタリ大学でテキスタイルを学んだクリエイターです。『バルバルさん』で絵本作家デビュー。他にも、『ぽんこちゃん ポン!』『パックン バーガーくん』(以上、絵:西村敏雄)、『おわんわん』(絵:100%ORANGE)、『つられたらたべちゃうぞおばけ』など多彩な作品を手がけています。

西村 敏雄(絵)

西村敏雄(にしむらとしお,1964年愛知県生まれ)は、東京造形大学デザイン科卒。家具やテキスタイルのデザイン仕事を経て絵本作家に転身し、第1回日本童画大賞最優秀賞を受賞。代表作に『バルバルさん』『もりのおふろ』『どうぶつサーカスはじまるよ』など多数あり、キャッチーで温かみのある絵が特徴です。『いろいろおふろはいり隊!』でも、野菜キャラたちに豊かな表情とユーモアを与え、読者をぞの世界へ引き込みます。インタビューでは「人の顔や日常のちょっとした表情にヒントを得る」と語っており、親しみのある作風の背景がうかがえます。

おすすめ対象年齢

この絵本は 3歳〜小学校低学年のお子さんにおすすめです。床屋さんにやってくる個性豊かな子どもキャラ(人間も動物も!)に、ワクワクしながら応じるバルバルさんの姿が楽しくて、何度も繰り返し読みたくなること間違いなし。そのユーモアとリズム感は、親子の読み聞かせタイムを盛り上げてくれるはず。

レビュー

読んでいてまず思ったのは、とにかく楽しく温かい気持ちになること!「今日はこどもデー」という設定から、子どもだけじゃなく動物キャラまで登場するなんて、もう想像しただけでワクワク。バルバルさんが誰にでも丁寧に対応する姿に、「お客さんを大切にする優しさってこういうことだよね」と感じました。仕上がった後の子ども(動物)たちのすっきり顔を眺めてページを閉じると、自然と「また行きたいな」って思えちゃいます。親子で笑ってハッピーになれる、そんな絵本です。