
『Sassyのあかちゃんえほん にこにこ』は、赤ちゃんの「見たい!」という気持ちをぐっと引きつける色づかいとデザインが魅力の絵本。監修はアメリカ発の知育ブランドSassy、日本語版はDADWAYから、絵・文・デザインはLaZOOが手がけています。発行は2013年(発行元:KADOKAWA/旧・角川マガジンズ)。白黒とビビッドな色のコントラスト、大きな目や笑顔の顔など、赤ちゃんが好む要素がぎゅっと詰まっています。0歳からのファーストブックにぴったり!
SassyとDADWAY
Sassy(サッシー)とDADWAY(ダッドウェイ)は、共同で赤ちゃん向けの絵本シリーズ「Sassyのあかちゃんえほん」を監修しています。このシリーズは、赤ちゃんの発達心理学に基づき、視覚や触覚を刺激するデザインが特徴です。カラフルなイラストや多様な素材を使用し、赤ちゃんの好奇心や感覚を育むことを目的としています。
Sassy(サッシー) は、アメリカのベビー用品ブランドです。1980年代に設立され、赤ちゃんの感覚や好奇心を刺激するおもちゃや育児用品を数多く展開しています。Sassyの製品は、独自のデザインとカラフルな配色で知られ、赤ちゃんの成長や発達をサポートすることを目指しています。
Sassyが監修する絵本シリーズ「Sassyのあかちゃんえほん」は、このブランドの理念を反映しており、赤ちゃんの視覚や触覚、好奇心を育てるようにデザインされています。例えば、はっきりとしたコントラストや赤ちゃんが好きな模様(ストライプやドット)を使用することで、赤ちゃんが楽しみながら学べるよう工夫されています。
このシリーズの制作は、LaZOOという日本のデザインチームが担当していますが、Sassyブランドの監修が加わることで、赤ちゃんに適した内容がしっかりと考えられています。
DADWAY(ダッドウェイ)は、1992年に設立された日本の企業で、主にベビー・キッズ用品の企画、輸入、販売を手掛けています。 代表的な取り扱いブランドには、Ergobaby(エルゴベビー)、Sassy(サッシー)、SKIP HOP(スキップホップ)、NUK(ヌーク)などがあります。
同社は、全国のショッピングモールにセレクトショップ「DADWAY」を展開し、オンラインストアも運営しています。 また、室内遊び場やアフタースクール、飲食事業など、多角的な事業展開を行っています。
2022年10月1日に創立30周年を迎え、新たな企業理念として「こどもとワクワクする毎日を」を掲げています。 この理念のもと、子育てをするすべての方々に向けて、商品やサービスを提供し続けています。
LaZOOとは
LaZOO(ラズー)は、絵本を中心とした企画・編集・デザインを手掛けるチームです。代表的な作品として、『あそびのおうさまBOOK』シリーズ(学研プラス)があります。このシリーズは、2000年にボローニャ国際児童図書展でノンフィクション賞を受賞し、世界中で翻訳出版されるなど国際的に高い評価を受けています。
また、LaZOOは『Sassyのあかちゃんえほん』シリーズ(監修:Sassy,DADWAY,KADOKAWA)や、『みて みて おてて』(作:北川チハル、写真:三原由宇/アリス館)など、多彩な絵本の制作にも携わっています。
彼らの作品は、子どもたちの創造力や感性を豊かに育むことを目指しており、手を動かしながら楽しめる内容が特徴です。
おすすめ対象年齢
この絵本は主に0歳〜1歳半ごろの赤ちゃん向けに作られています。視覚の発達途中にある赤ちゃんが「見やすい」「楽しい」と感じるデザインで、特に生後3〜6か月の赤ちゃんにぴったり。白黒の背景にカラフルな模様や表情が描かれていて、目の追視を促したり、親子のコミュニケーションのきっかけにもなります。
レビュー
この絵本は、とにかく“赤ちゃん目線”で作られているのが伝わってきます。赤ちゃんがじっと見つめる姿を見ると、「すごいなあ、ちゃんと考えられてるんだな」って実感します。絵がシンプルでありながら表情豊かなので、読んでいる大人も思わずにっこり。ページごとに「にこにこ」笑顔が登場するので、読んでるこちらまで幸せな気分になります。初めての絵本としても、ちょっとした出産祝いにもおすすめです。