アンパンマンともえるほし/やなせたかし

『アンパンマンともえるほし』は、やなせたかしさんが作・絵を手がけ、1987年にフレーベル館から初版が発行されました。その後、2023年2月に新装版として再刊行され、アンパンマン誕生50周年を記念する「やなせたかしのあんぱんまん1973」シリーズの一冊となっています 。ある日、ジャムおじさんとバタコさんが突然、赤い光にさらわれてしまいます。彼らを助けるため、アンパンマンとめいけんチーズは怪しいUFOを追いかけます。たどり着いた先は、気味の悪い「ばいきんぼし」。そこで待ち受けていたのは、ばいきんまんのロボットたちとのドタバタ決戦!

略歴

やなせ たかし

やなせたかしさんは1919年、高知県に生まれました。戦後は広告デザインやイラストの仕事を経て、詩や童話、漫画の世界へ。1973年に『あんぱんまん』を発表し、1988年からアニメ化され大ブレイクしました。アンパンマンの主題歌「アンパンマンのマーチ」の作詞も本人が手がけています。テーマは“本当の正義とは何か”。晩年も精力的に活動を続け、2013年に94歳で逝去。子どもたちに“やさしさの心”を伝え続けた、日本を代表する作家です。

おすすめ対象年齢

この絵本は、3歳から6歳くらいの子どもたちにおすすめです。宇宙やロボット、冒険といった要素が盛り込まれており、想像力を育むのにぴったり。また、アンパンマンの勇気や仲間を思いやる心が描かれており、読み聞かせを通じて自然と学ぶことができます。

レビュー

『アンパンマンともえるほし』は、宇宙を舞台にした冒険が描かれており、子どもたちの想像力を刺激する作品でした。特に、ばいきんぼしでのロボットたちとの対決はスリル満点で、読んでいてワクワクしました。また、アンパンマンの勇敢な姿や仲間を思いやる心が描かれており、子どもたちにとっても学びの多い一冊だと感じました。