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『アンパンマンとムシバラス』は、やなせたかしさんが作・絵を手がけ、初版1987年、2022年にフレーベル館から新装版として発行された絵本です。物語は、森の奥で泣いているカバくんをアンパンマンが見つけるところから始まります。原因がわからず困っていると、ハミガキマンが登場し、カバくんをたちまち笑顔にします。実は、虫歯を作る名人「ムシバラス」が原因だったのです。アンパンマンとハミガキマンが協力してムシバラスを退治する、歯磨きの大切さを伝えるお話です。
略歴
やなせ たかし
やなせたかしさんは1919年、高知県に生まれました。戦後は広告デザインやイラストの仕事を経て、詩や童話、漫画の世界へ。1973年に『あんぱんまん』を発表し、1988年からアニメ化され大ブレイクしました。アンパンマンの主題歌「アンパンマンのマーチ」の作詞も本人が手がけています。テーマは“本当の正義とは何か”。晩年も精力的に活動を続け、2013年に94歳で逝去。子どもたちに“やさしさの心”を伝え続けた、日本を代表する作家です。
おすすめ対象年齢
この絵本は、3歳から6歳くらいの子どもたちにおすすめです。虫歯の予防について、楽しいストーリーを通じて自然に学ぶことができます。ハミガキマンの活躍やムシバラスとの対決が描かれており、子どもたちの興味を引きつけます。歯磨きの習慣づけにも役立つ一冊です。
レビュー
『アンパンマンとムシバラス』は、歯磨きの大切さを楽しく教えてくれる絵本でした。ハミガキマンの登場やムシバラスとの対決がスリリングで、子どもたちも夢中になって聞いていました。特に、カバくんが笑顔を取り戻すシーンは心温まります。読み終わった後、子どもたちが自ら進んで歯磨きをするようになったのが印象的でした。親子で楽しみながら、生活習慣を見直すきっかけになる素敵な一冊です。
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