おおきいの ちいさいの/ふくだ じゅんこ

『おおきいの ちいさいの』は、ふくだじゅんこさんが文と絵を手がけた、音とサイズの違いを楽しむ絵本です。おもちゃ箱から飛び出した「おおきいの」と「ちいさいの」が、たいこやらっぱなどで楽しい音くらべを繰り広げます。オノマトペが豊富で、読み聞かせにもぴったり。最後にはお母さんとわたしも音くらべに参加し、親子で楽しめる内容となっています。

略歴

ふくだじゅんこ

ふくだじゅんこさんは、東京都生まれの絵本作家・イラストレーター。武蔵野美術短期大学デザイン科を卒業後、グラフィックデザイナーとして活動をスタートしました。その後、絵本の世界に魅せられ、本格的に絵本作家の道へ。2000年から2002年には、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に3年連続で入選し、国際的な注目を集めました。2005年には第5回ピンポイント絵本コンペで最優秀賞を受賞。やさしい色合いと温かみのあるタッチ、そして親しみやすいキャラクターで、赤ちゃんから幼児まで幅広い年齢層の心をつかんでいます。『ぴよぴよ』シリーズや『おおきいの ちいさいの』など、人気作品多数。現在も精力的に創作活動を続けています。

おすすめ対象年齢

『おおきいの ちいさいの』は、0歳〜3歳頃の幼児にぴったりの絵本です。はっきりとした音やリズム、サイズの対比がテーマになっており、言葉の意味や物の大きさの違いに興味を持ち始める時期の子どもにぴったりです。絵もシンプルでわかりやすく、集中力がまだ短い年齢でも楽しくページをめくることができます。親子で一緒に声を出しながら楽しむことで、言葉の発達や音の感覚を自然に育むことができる一冊です。

レビュー

この絵本は、シンプルながらも子どもの好奇心を刺激する内容で、読み聞かせに最適です。オノマトペのリズムが心地よく、親子で一緒に声に出して楽しめます。特に、最後の「お母さんとわたしの音くらべ」は、親子のふれあいを深める素敵なシーンです。日常の中で、音やサイズの違いに興味を持つきっかけとなる一冊です。

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