アメリカ

アメリカの絵本は、多様な文化や豊かな想像力を反映した幅広いテーマとユニークなキャラクターたちが特徴です。例えば、マーガレット・ワイズ・ブラウンの『おやすみなさい おつきさま』は、夜の寝室を舞台に静かで詩的な言葉が綴られ、子どもたちに穏やかな眠りを促す作品として長く愛されています。また、モーリス・センダックの『かいじゅうたちのいるところ』は、主人公の少年が想像の世界で「かいじゅう」たちと冒険する物語で、子どもの心理や成長を独自の視点で描き、世界中の読者の心を掴んできました。
アメリカの絵本は、親しみやすいユーモアや想像力を刺激する冒険心を育むもので、読む人の心に長く残る作品が多いです。親子で共有する楽しい時間を提供するだけでなく、心に深い印象を残すメッセージを伝えるものが多く、教育的な要素と娯楽がバランス良く組み合わされています。

おすすめ絵本

いろいろへんないろのはじまり/アーノルド・ローベル

『いろいろへんないろのはじまり』(訳:まきたまつこ/1977年冨山房刊)──灰色の世界に魔法で色を生み出す、不思議で心あたたまる絵本。
おすすめ絵本

いたずらこねこ/バーナディン・クック

『いたずらこねこ』は好奇心いっぱいの子ねこがかめに出会い大騒ぎするユーモラスな絵本。繰り返しのリズムで夢中にさせ、笑顔になれる一冊。
おすすめ絵本

よかったねネッドくん/レミー・シャーリップ

『よかったねネッドくん』は、「よかった」と「たいへん!」が交互に展開するユーモア絵本。リズム感ある読み聞かせにぴったりの楽しい一冊。
おすすめ絵本

きんのたまごのほん/マーガレット・ワイズ・ブラウン

ひとりぼっちの子うさぎが、たまごの中に何がいるのかを知りたくて試行錯誤する友情物語。温かみのあるイラストとやさしいストーリーが魅力。
おすすめ絵本

でんせつのじゃんけんバトル/ドリュー・デイウォルト

ジャンケンがまさかのバトルアドベンチャーに!『でんせつのじゃんけんバトル』は、石・紙・ハサミがそれぞれ最強勇者として戦うユーモア絵本。
おすすめ絵本

とっても いいひ/ケビン・ヘンクス

小鳥やこりすが迎えた、ちょっとついてない朝。でも小さな「いいこと」に気づいて、いつのまにか笑顔に。やさしい絵と短い文で心が軽くなります。
おすすめ絵本

まんまる おつきさまを おいかけて/ケビン・ヘンクス

初めて見るまんまるお月さまをミルクと勘違いした子猫の冒険を描いた絵本。モノクロームのやさしいタッチと詩的な文章が心に響く傑作です。
おすすめ絵本

どうぶつえんのピクニック/アーノルド・ローベル

『どうぶつえんのピクニック』は動物たちとマスターさんの遠足物語。遊園地で帰りたがらない仲間に名案を出す、ユーモラスで温かな絵本です。
おすすめ絵本

6わのからす/レオ・レオニ

『6わのからす』は麦畑を巡るカラスと農夫の争いを通じて、対話の大切さと争いの無意味さを描いており、親子での読み聞かせに最適な一冊。​
おすすめ絵本

た・ま・ご/ケビン・ヘンクス

かえったのは小鳥と…ワニ!? 意外な展開とやさしさに心が動く、ケビン・ヘンクスの静かな感動作。読み聞かせにもぴったりの絵本です。