ちゅうちゅうたこかいな/新井 洋行

『ちゅうちゅうたこかいな』は、新井洋行さん作の絵本で、2017年に講談社から発行されました。
この絵本は、伝統的な数え歌「ちゅうちゅうたこかいな」を基に、壺の中から現れるタコが歌うたびに「な」のつく様々なものが登場するというユーモラスな展開が特徴です。リズミカルな言葉遊びと意外性のある展開で、親子の読み聞かせや幼稚園・保育園での読み聞かせ会でも盛り上がること間違いなしの作品です。

略歴

新井洋行(あらい ひろゆき)さんは、1974年に東京都で生まれました。東京造形大学造形学部デザイン学科を卒業後、セガに勤務し、デザイナーとしてのキャリアを積みました。その後、娘さんの誕生を機に退職し、絵本作家としての活動を開始しました。代表作には、『れいぞうこ』(偕成社)、『いろいろ ばあ』(えほんの杜)、『ちゅうちゅうたこかいな』(講談社)、『おばけとかくれんぼ』(くもん出版)などがあり、独自の視点とデザインセンスで多くの作品を手掛けていて子どもたちの興味を引くユニークな作品を多数手掛けています。

おすすめ対象年齢

この絵本の対象年齢は3歳からとされています。リズミカルな言葉の繰り返しや、次に何が出てくるのかというワクワク感が、小さな子どもたちの興味を引き付けます。また、親子で一緒に楽しめる内容となっており、読み聞かせを通じて言葉のリズムや新しい言葉を学ぶきっかけにもなります。

レビュー

『ちゅうちゅうたこかいな』は、シンプルな構成ながら、壺から何が出てくるのかという期待感と、実際に現れる意外なものたちの組み合わせが非常に面白く、子どもたちの好奇心をくすぐります。また、色鮮やかなイラストとリズミカルな言葉の繰り返しが、読み手と聞き手の双方に楽しさを提供します。読み聞かせの際には、声のトーンやテンポを工夫することで、さらに盛り上がることでしょう。親子のコミュニケーションを深める一冊として、おすすめです。

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