
みやにし たつや氏の絵本『おとうさん・パパ・おとうちゃん』は、2023年に鈴木出版から新装改訂されました。本作は、家庭での父親の呼び名と、職場での呼ばれ方の違いをユーモラスに描いています。例えば、家では「おとうさん」と呼ばれる父親が、寿司職人としては「大将!」と呼ばれる場面など、さまざまな職業の父親が登場します。子どもたちにとって、父親の仕事への関心や理解を深めるきっかけとなる一冊です。
略歴
みやにし たつや
みやにし たつや(宮西達也)さんは1956年、静岡県駿東郡清水町に生まれました。日本大学芸術学部美術学科を卒業後、人形美術やグラフィックデザイナーとしての経験を積み、その後絵本作家としての道を歩み始めました。代表作には『おまえうまそうだな』や『おとうさんはウルトラマン』シリーズなどがあり、これらの作品で数々の賞を受賞しています。また、紙芝居やプラネタリウムの作品制作、エッセイ執筆など、多岐にわたる活動を展開しています。
おすすめ対象年齢
『おとうさん・パパ・おとうちゃん』の対象年齢は、3歳から5歳の幼児期のお子さんに適しています。シンプルな言葉と親しみやすいイラストで構成されており、親子での読み聞かせに最適な絵本です。
レビュー
『おとうさん・パパ・おとうちゃん』は、子どもの視点で父親のさまざまな一面をユーモラスに描いた絵本で、とても心が温まりました。家庭では「おとうさん」「おとうちゃん」と親しまれている人が、外では「大将」や「ドクター」などと呼ばれていて、そのギャップが面白くもあり、父親の存在を改めて尊敬の目で見直すきっかけになります。子どもにとっては、「うちのおとうさんってすごい!」と思えるきっかけになり、大人にとっても「自分の子どもはどう見てくれているだろう」と考えさせられます。親子で読むことで、自然と会話が生まれる素敵な一冊だと思いました。