『おいしそうなしろくま』は、柴田ケイコさん作・絵の絵本で、2017年にPHP研究所から出版されました。食べることが大好きなしろくまが、食べ物の中に入ったらどんな感じだろうと想像を膨らませる物語です。ごはんやみそしる、うどんやおすしなど、さまざまな食べ物の中に入るしろくまの姿がユーモラスに描かれています。読者は、しろくまの想像を通じて、食べ物の新たな魅力や楽しさを感じることができます。
略歴
柴田ケイコ
柴田ケイコ(しばたけいこ)さんは、1973年に高知県で生まれ、奈良芸術短期大学ビジュアルデザインコースを卒業後、香川県や高知県の印刷会社でグラフィックデザインやオペレーターの仕事に従事しました。2002年よりフリーのイラストレーターとして独立し、広告や出版物など幅広い分野で活動を開始。2016年に初の絵本『めがねこ』を手紙社から出版し、絵本作家としてデビューしました。その後、「しろくま」シリーズや『パンどろぼう』などの作品が高い評価を受け、絵本大賞を受賞するなど、注目を集めています。
おすすめ対象年齢
対象年齢は、4歳から5歳程度とされています。ユーモアあふれる内容と親しみやすいイラストで、小さなお子さんでも楽しめる作品です。また、食べ物に対する興味や想像力を育むきっかけにもなります。親子で一緒に読みながら、食べ物についての会話を広げることができるでしょう。
レビュー
『おいしそうなしろくま』は、しろくまのユーモラスな想像力が描かれた魅力的な絵本です。食べ物の中に入るというユニークな発想と、しろくまのとぼけた表情が読者の心をつかみます。ページをめくるたびに、しろくまがどのように食べ物と関わるのかが楽しみで、子どもたちの想像力を刺激します。また、食べ物に対する興味を引き出し、好き嫌いの克服や食育の一助となるでしょう。親子で一緒に読むことで、食べ物や想像力についての会話が弾み、楽しい読書体験を提供してくれる一冊です。