
ふくだじゅんこさんの絵本『とりかえっこ とりかえっこ』は、2016年に大日本図書から出版されたユーモアあふれる作品です。りんごちゃんやみかんくん、ばななさん、めろんどんが、お洋服(=果物の皮)をぬいで、とりかえっこ!その姿に思わずクスッと笑ってしまいます。色と形の違いを楽しみながら、子どもたちの想像力をくすぐる一冊です 。
略歴
ふくだじゅんこ
ふくだじゅんこさんは、東京都生まれの絵本作家・イラストレーター。武蔵野美術短期大学デザイン科を卒業後、グラフィックデザイナーとして活動をスタートしました。その後、絵本の世界に魅せられ、本格的に絵本作家の道へ。2000年から2002年には、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に3年連続で入選し、国際的な注目を集めました。2005年には第5回ピンポイント絵本コンペで最優秀賞を受賞。やさしい色合いと温かみのあるタッチ、そして親しみやすいキャラクターで、赤ちゃんから幼児まで幅広い年齢層の心をつかんでいます。『ぴよぴよ』シリーズや『おおきいの ちいさいの』など、人気作品多数。現在も精力的に創作活動を続けています。
おすすめ対象年齢
この絵本の対象年齢は2〜3歳です。シンプルなストーリーとカラフルなイラストで、初めての絵本にもぴったり。果物たちの楽しい「とりかえっこ」が、子どもたちの好奇心を刺激します 。
レビュー
読んでいて感じたのは、ユニークな発想と、果物たちの見た目の変化の面白さ。りんごがメロンの皮を着たり、みかんがバナナの皮をまとったり…。その姿に思わず笑ってしまいました。子どもたちも「これは誰の皮かな?」と考えながら楽しめる内容で、親子のコミュニケーションにも最適です。また、果物の特徴を自然と学べる点も魅力的。何度読んでも新しい発見がある、そんな絵本です。
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