鈴木まもるさん作『ぺったん!サンドイッチ』(2013年 小峰書店)は、食べものをテーマにした楽しい参加型絵本です。ハムやトマト、レタス、きゅうり、たまごサラダにバナナまで、具材を次々にはさんで「ぺったん!」とサンドイッチができあがるシンプルで心地よいリズムの繰り返しが魅力。ページをめくるごとにおいしそうなサンドイッチが完成し、読み聞かせでも子どもたちが声を合わせて楽しめます。巻末には実際のサンドイッチレシピも紹介されていて、絵本から食卓へつながる体験ができるのもポイント。みんなで「いただきまーす!」と声を出したくなる、親子で楽しめるスキンシップ絵本です。
略歴
鈴木 まもる
鈴木まもるさんは1952年東京生まれ。東京芸術大学工芸科を中退後、1980年に『ぼくの大きな木』で絵本作家としてデビュー。作品数は200冊以上にのぼります。1995年に「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、2006年に『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞、2015年には『ニワシドリのひみつ』で産経児童出版文化賞JR賞など数々の受賞歴あり。伊豆半島に在住し、画家・絵本作家として活動する傍ら、鳥の巣研究家として収集・展覧会・講演なども行っています。
おすすめ対象年齢
『ぺったん!サンドイッチ』は、2歳ころから楽しめる赤ちゃん絵本として紹介されています。短い言葉のくり返しとリズミカルなフレーズ、シンプルでわかりやすい絵が特徴で、小さな子でもページをめくりながら参加できるのが魅力。幼児はもちろん、少し大きくなってからはレシピをきっかけに親子で一緒に作ってみる楽しみも広がる一冊です。
レビュー
この絵本は、とにかく読むだけでおなかがすいてくる楽しい一冊だなと思いました。「ぺったん!」の掛け声を繰り返すだけで、子どもが一緒に声を出してくれるのがうれしいポイント。特に小さな子にとっては、具材の名前を覚えるきっかけにもなりそうです。実際のレシピが付いているのも親目線ではありがたく、読んだあとに「作ってみよう!」と自然に行動につながります。食べものの絵本は数多くありますが、この絵本はシンプルさと参加型の楽しさが抜群で、読み聞かせの場にもぴったり。親子で食べる楽しみを共有できるところが大好きです。


