おばけとかくれんぼ/新井 洋行

新井洋行さん作の絵本『おばけとかくれんぼ』は、2014年にくもん出版から発行されました。 この作品は「えほんとあそぼ」シリーズの一冊で、読者が絵本の指示に従って手や声を使い、物語に参加するインタラクティブな構成が特徴です。例えば、おばけの家のドアをノックしたり、赤い部分を押したり、手をたたいたりすることで、ページをめくると物語が進行します。カラフルなおばけたちとのかくれんぼを通じて、子どもたちは絵本の世界に引き込まれ、楽しみながら読み進めることができます。親子で一緒に遊びながら読むことで、コミュニケーションを深めることができる新感覚の絵本です。

略歴

新井洋行(あらい ひろゆき)さんは、1974年に東京都で生まれました。東京造形大学造形学部デザイン学科を卒業後、セガに勤務し、デザイナーとしてのキャリアを積みました。その後、娘さんの誕生を機に退職し、絵本作家としての活動を開始しました。代表作には、『れいぞうこ』(偕成社)、『いろいろ ばあ』(えほんの杜)、『ちゅうちゅうたこかいな』(講談社)、『おばけとかくれんぼ』(くもん出版)などがあり、独自の視点とデザインセンスで多くの作品を手掛けていて子どもたちの興味を引くユニークな作品を多数手掛けています。

おすすめ対象年齢

『おばけとかくれんぼ』は、出版社のおすすめ年齢として3歳から4歳以上の幼児を対象としています。 絵本の中で指示された動作を実際に行うことで物語が進行するインタラクティブな構成となっており、手先の器用さや簡単な指示を理解できる年齢の子どもたちに適しています。親子で一緒に楽しむことで、コミュニケーション能力や想像力を育むことが期待できます。

レビュー

『おばけとかくれんぼ』は、子どもたちが絵本の世界に直接参加できるインタラクティブな仕掛けが満載で、読むたびに新鮮な驚きと楽しさを提供してくれます。おばけたちとのかくれんぼや、ドアをノックするなどのアクションを通じて、子どもたちは物語の一部となり、主体的に楽しむことができます。また、カラフルで親しみやすいイラストレーションは視覚的にも魅力的で、子どもたちの興味を引きつけます。親子で一緒に読み進めることで、自然とコミュニケーションが生まれ、絆を深めることができる素晴らしい作品です。新井洋行さんの独特の世界観と工夫が詰まったこの絵本は、読み聞かせの時間をより豊かで楽しいものにしてくれるでしょう。

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