おふろだ~いすき!/レスリー・パトリセリ

『おふろだ~いすき!』(原題:”Tubby”)は、アメリカの作家・イラストレーター、レスリー・パトリセリによって2004年にアメリカで発行された絵本です。日本語版は2016年に大浜千尋さんの翻訳によりパイ インターナショナルから出版されました。赤ちゃんが大好きなおふろの時間を、温かみのあるイラストとシンプルで親しみやすい言葉で描いたボードブック形式の絵本です。赤ちゃんが服を脱ぎ、バスタブに入って、シャボンやおもちゃと遊ぶ姿がいきいきと描かれています。親子のふれあいのひとときが感じられる一冊です。

略歴

レスリー・パトリセリ

レスリー・パトリセリ(Leslie Patricelli)はアメリカの絵本作家・イラストレーターです。コネチカット州出身で、大学ではコミュニケーション学とアートを学びました。卒業後、広告代理店でコピーライターとして働いたのち、イラストレーターとしての道を歩み始めました。彼女の代表作は赤ちゃんを主人公にしたボードブックシリーズで、『おしっこ おしっこ どこでする?』『おいしー!べーっ!』などがあります。シンプルな線と明るい色づかい、子どもの気持ちに寄り添った視点が多くの家庭で支持されています。絵本はアメリカを中心に世界中で翻訳され、累計620万部を超える人気シリーズとなっています。現在はアイダホ州の町ヘイリーに住み、家族とともに創作を続けています。

おすすめ対象年齢

『おふろだ~いすき!』は、1歳〜2歳ごろの乳幼児におすすめの絵本です。ボードブック仕様で小さな手でも扱いやすく、赤ちゃんの日常に寄り添った内容のため、はじめての絵本にも最適です。特におふろが好きになる時期や、おふろを嫌がる時期の読み聞かせにぴったりです。

レビュー

『おふろだ~いすき!』は、赤ちゃんの日常の「おふろタイム」がとても愛らしく描かれており、読むだけで笑顔になれる絵本です。赤ちゃんのふわふわした体やおもちゃとのやりとりがほほえましく、親子で読んでいて自然と会話やスキンシップが増えるように感じました。シンプルな言葉づかいと色づかいが絶妙で、飽きずに何度も読めます。おふろ嫌いな子にも親しみやすく、絵本を通じておふろを楽しむ気持ちを育ててくれる一冊だと思います。

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