
『おばけかな?』は、いちかわけいこ作、西村敏雄絵による2010年発行の絵本です。物語は、主人公のひなこちゃんが橋を渡る際、彼女に気づかれないままゾロゾロとおばけがついてくるという内容です。読者は、どこにおばけがいるのかを探しながら楽しむことができます。
略歴
いちかわ けいこ
いちかわけいこさんは、1964年千葉県生まれ。 東京教育専門学校を卒業後、保育園や養護施設での勤務を経て、嫁ぎ先で農業に従事しました。 その後、自宅で家庭文庫を開き、友人と共に小学校や書店でお話会を開催するなど、子どもたちとの交流を深めています。 また、「この本だいすきの会」の会員としても活動中です。 主な作品に、『ねぇだっこ』(絵:つるたようこ)、『おばけかな?』(絵:西村敏雄)などがあります。
西村 敏雄(絵)
西村 敏雄さんは1964年、愛知県生まれ。東京造形大学デザイン科を卒業後、インテリアとテキスタイルのデザイナーとして活動し、その後絵本の創作を始めました。第1回日本童画大賞優秀賞を受賞し、代表作に『バルバルさん』『もりのおふろ』『どうぶつサーカスはじまるよ』などがあります。
おすすめ対象年齢
『おばけかな?』の対象年齢は2歳頃からとされています。オバケ好きな子どもにおすすめで、適度な不思議感やミステリー感があり、小さいお子様にも楽しんでいただける内容です。
レビュー
本作は、ひなこちゃんの後ろにおばけがついてくるというシンプルな設定ながら、ページをめくるごとにおばけを探す楽しみが広がります。絵本を通じて、子どもたちの想像力や観察力を育むことができるでしょう。また、西村敏雄さんの温かみのあるイラストが物語を引き立て、親子での読み聞かせにも最適な一冊です。
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