『けろけろみどり』は、かしわらあきお氏による赤ちゃん向け絵本で、2011年に出版されました。この絵本は、赤ちゃんが視認しやすい黒と白のコントラストを活かし、緑色を中心に構成されています。可愛らしいカエルのキャラクターが多数登場し、赤ちゃんの興味を引く工夫がされています。また、赤ちゃんが好む「顔」の要素も取り入れられており、視覚的な刺激を提供します。このシリーズは、赤ちゃんが初めて触れる絵本として人気があり、視覚発達を促す内容となっています。
略歴
柏原晃夫（かしわらあきお）氏は、1969年兵庫県生まれの絵本作家、イラストレーター、デザイナーです。神戸デザイナー学院グラフィックデザイン科を卒業後、京田クリエーションに所属し、クリエイティブディレクターとして活動しています。2004年に「えいごえほん」シリーズで絵本作家としてデビューし、以降、『しましまぐるぐる』などの「いっしょにあそぼ」シリーズや、「ゆびあそぶっく」シリーズなど、乳幼児向けの作品を多数手掛けています。また、2012年には『ちょんちょんちょん（ゆびあそぶっく）』で第1回デジタルえほんアワードのグランプリを受賞するなど、その活動は多岐にわたります。
現在も絵本作家として活動を続け、子どもの好奇心や想像力を育むことを目的とした作品を制作しています。かしわらさんの絵本は、遊び心にあふれ、子どもたちが楽しみながら学びや成長を感じられる内容で、多くの読者に親しまれています。
おすすめ対象年齢
この絵本の対象年齢は、0歳から2歳までの乳幼児とされています。特に、視覚発達が進行中の赤ちゃんに適しており、はっきりとした色彩とシンプルなデザインが特徴です。赤ちゃんが興味を持ちやすいカエルのキャラクターや「顔」の要素が多く含まれており、親子での読み聞かせやコミュニケーションのツールとしても最適です。
レビュー
『けろけろみどり』は、赤ちゃんの視覚発達を考慮した色彩とデザインが印象的です。シンプルながらも鮮やかな緑色とコントラストの強い配色が、赤ちゃんの興味を引く工夫として効果的だと感じました。また、カエルのキャラクターが繰り返し登場することで、赤ちゃんに親しみやすさを提供しています。さらに、赤ちゃんが自分でページをめくることができる厚紙仕様は、耐久性と実用性を兼ね備えており、親子での楽しい時間をサポートしてくれるでしょう。全体として、視覚的刺激と触覚的体験を融合させた、赤ちゃんの成長に寄り添う素晴らしい絵本だと思います。
