まるまる ぽぽぽん/かしわらあきお

『まるまる ぽぽぽん』は、かしわらあきお氏による赤ちゃん向け絵本で、2018年にGakkenから出版されました。この絵本は、赤ちゃんが注目しやすいコントラストの強い配色で、多様な「まる」を描いています。最後のページには穴あきの仕掛けがあり、赤ちゃんが触ったり、絵の変化を楽しんだりできます。シンプルなデザインと多彩な「まる」の表現で、赤ちゃんの視覚的興味を引きつける工夫がされています。

略歴

柏原晃夫(かしわらあきお)氏は、1969年兵庫県生まれの絵本作家、イラストレーター、デザイナーです。神戸デザイナー学院グラフィックデザイン科を卒業後、京田クリエーションに所属し、クリエイティブディレクターとして活動しています。2004年に「えいごえほん」シリーズで絵本作家としてデビューし、以降、『しましまぐるぐる』などの「いっしょにあそぼ」シリーズや、「ゆびあそぶっく」シリーズなど、乳幼児向けの作品を多数手掛けています。また、2012年には『ちょんちょんちょん(ゆびあそぶっく)』で第1回デジタルえほんアワードのグランプリを受賞するなど、その活動は多岐にわたります。
現在も絵本作家として活動を続け、子どもの好奇心や想像力を育むことを目的とした作品を制作しています。かしわらさんの絵本は、遊び心にあふれ、子どもたちが楽しみながら学びや成長を感じられる内容で、多くの読者に親しまれています。

おすすめ対象年齢

『まるまる ぽぽぽん』は、主に0歳から2歳の赤ちゃんを対象としています。赤ちゃんが認識しやすい「まる」の形や、コントラストの強い配色が特徴で、視覚的刺激を提供します。穴あきの仕掛けなど、触って楽しめる要素も含まれており、赤ちゃんの興味を引きつける工夫がされています。

レビュー

『まるまる ぽぽぽん』は、シンプルながらも工夫が凝らされた絵本で、赤ちゃんの視覚的興味を引く要素が満載です。コントラストの強い配色や、多様な「まる」のデザインは、赤ちゃんの目を引きつけるだけでなく、視覚的発達にも役に立つと感じました。また、穴あきの仕掛けなど、親子での触れ合いを促進する要素もあり、読み聞かせの時間をより楽しいものにしてくれます。全体的に、赤ちゃんの興味を引きつける工夫が随所に見られ、初めての絵本として最適な一冊だと思います。

タイトルとURLをコピーしました