
『もいもい どこどこ?』は、市原淳さんが描いた赤ちゃん向けのしかけ絵本で、2019年にディスカヴァー・トゥエンティワンから出版されました。東京大学の開一夫教授監修のもと、赤ちゃんの視線を引きつけるデザインが特徴です。カラフルでユニークなキャラクター「もいもい」が、ページをめくるたびに登場し、赤ちゃんの興味を引きます。仕掛けが満載で、親子で一緒に楽しめる内容となっています。この絵本は、赤ちゃんが自ら選んだ絵本としても話題になり、シリーズ累計で80万部を超える人気を誇っています。
略歴
市原 淳
市原 淳(いちはら じゅん)さんは、愛知県出身のイラストレーター・絵本作家で、大阪芸術大学デザイン学科を卒業。2009年にはオリジナルキャラクター「Poppets Town」がカナダでアニメ化され、世界約100カ国で放送されました。絵本作品には『もいもい』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)のほか、『ふたごのひつじ ポコとモコ』(ポプラ社)、『ゆうびんやさんのココリさん』(講談社)などがあります。また、雑貨や広告のイラストレーションも手がけ、多方面で活躍中です。
開 一夫(監修)
開一夫(ひらき かずお)教授は、1963年富山県生まれ。慶應義塾大学大学院で博士(工学)を取得後、通商産業省電子技術総合研究所を経て、現在は東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授を務めています。専門は赤ちゃん学や発達認知神経科学で、東京大学赤ちゃんラボを運営し、赤ちゃんの行動や脳の発達を科学的に研究しています。著書には『日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ』などがあります。
おすすめ対象年齢
『もいもい どこどこ?』は、0歳から2歳ごろの赤ちゃんにぴったりの絵本です。視覚的に興味を引くカラフルなデザインや、ページをめくる楽しさが詰まっていて、はじめての絵本体験にもぴったり。親子で声をかけながら楽しめる内容で、赤ちゃんの発達をやさしくサポートしてくれます。
レビュー
この絵本は、赤ちゃんの視線を引きつける工夫が随所に感じられ、親子での読み聞かせがとても楽しい時間になります。カラフルでユニークなキャラクター「もいもい」が登場するたびに、赤ちゃんが笑顔になる様子を見るのは、親としても嬉しいものです。また、仕掛けがあることで、赤ちゃん自身がページをめくる楽しさを感じられ、読書への興味を育むきっかけにもなります。科学的な研究に基づいて作られている点も信頼でき、出産祝いなどのプレゼントにもぴったりだと感じました。