ぼくのふとん/鈴木 のりたけ

​『ぼくのふとん』は、鈴木のりたけ氏が作・絵を手掛けた絵本で、2013年にPHP研究所から出版されました。 ​本作は、毎晩同じふとんで眠ることに飽きた「ぼく」が、さまざまなユニークなふとんを想像する物語です。​たとえば、ふわふわの雲のふとんや、宇宙空間のふとんなど、子どもの自由な発想が描かれています。​鈴木氏のユーモラスなイラストとともに、子どもの想像力を刺激する内容となっています。

略歴

鈴木のりたけ

鈴木のりたけ氏は、1975年に静岡県浜松市で生まれ、一橋大学社会学部を卒業後、1998年にJR東海に総合職として入社しました。​研修中には東海道新幹線の運転士も経験しましたが、自身のやりたいこととは異なると感じ、約2年で退社しました。​その後、グラフィックデザインを学び、デザイン会社「シルフ」に約8年半勤務しました。​この期間にデザインの技術と経験を積み重ね、後の絵本作家としての基盤を築きました。​絵本作家としては、『ぼくのトイレ』で第17回日本絵本賞読者賞を受賞し、『しごとば 東京スカイツリー』で第62回小学館児童出版文化賞を受賞するなど、多くの作品で高い評価を得ています。

おすすめ対象年齢

対象年齢は4歳から5歳とされています。 ​しかし、内容の豊かさから、小学校低学年の子どもたちにも楽しんでもらえるでしょう。​

レビュー

この絵本は、子どもの無限の想像力を見事に表現しています。​「ぼく」の考えるさまざまなふとんは、読者を驚かせ、笑顔にさせます。​また、鈴木氏の細部までこだわったイラストは、ページをめくるたびに新しい発見をもたらし、子どもだけでなく大人も楽しめる作品です。​寝る前の読み聞かせにも最適で、親子のコミュニケーションを深める一冊と言えるでしょう。

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