あおいよるのゆめ/ガブリエーレ・クリーマ

『あおいよるのゆめ』は、イタリアの絵本作家ガブリエーレ・クリーマによる作品で、原作名は『Nella notte blu』です。 本書は2014年にイタリアで発行され、さとう ななこ訳の日本語版も同年にワールドライブラリー社から出版されました。 このボードブックは、スライド式の仕掛けを指で動かすことで、夜空に星を浮かべたり、チューリップの花を咲かせたり、空に虹を描いたりと、子どもたちが自分の手で絵本の世界を変化させる楽しさを提供します。 やさしい言葉と楽しい仕掛けが特徴で、はじめての絵本としてもおすすめの一冊です。

略歴

ガブリエーレ・クリーマ

ガブリエーレ・クリーマ(Gabriele Clima)は、イタリアの絵本作家、イラストレーター、そして児童文学作家として知られています。彼の作品は、主に子ども向けの絵本や児童書が中心で、独特のイラストスタイルと心温まるストーリーで多くの読者に親しまれています。代表作には『あおいよるのゆめ』(原題:Nella notte blu)や『ようせいたちのもり』(原題:Nel bosco incantato)などがあり、これらの作品は日本でも翻訳・出版されています。また、彼の作品は仕掛け絵本としての工夫が凝らされており、子どもたちが楽しみながら学べる内容となっています。彼の詳細な生年月日や経歴に関する情報は公開されていない部分も多いですが、その創作活動を通じて、子どもたちの想像力や感性を育む作品を多数発表しています。

おすすめ対象年齢

『あおいよるのゆめ』は、主に0歳から3歳の乳幼児を対象とした絵本です。 厚紙で作られたボードブック仕様で、丈夫な作りとなっており、小さな子どもでも安心して扱うことができます。 スライド式の仕掛けを指で動かすことで、視覚的な楽しさだけでなく、指先の発達や運動能力の向上にも寄与します。 また、やさしい言葉遣いとカラフルなイラストは、子どもたちの興味を引きつけ、読書への興味を育むのに適しています。

レビュー

『あおいよるのゆめ』は、シンプルながらも工夫された仕掛けが魅力の絵本です。 子どもたちは、指でスライドを動かすことで、絵本の世界に直接働きかける体験を楽しむことができます。 このインタラクティブな要素は、子どもの好奇心を刺激し、自発的な学びの姿勢を育むのに役立ちます。 また、夜空や花、虹といったモチーフは、視覚的にも美しく、親子での読み聞かせの時間をより豊かにしてくれるでしょう。 初めての絵本としても適しており、幼い子どもたちに読書の楽しさを伝える良いきっかけとなる作品だと感じました。

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