『おんなじおんなじ ももんちゃん』は、とよたかずひこ作・絵による絵本で、2017年に童心社から出版されました。本作は「ももんちゃん あそぼう」シリーズの19作目にあたり、雪の日に主人公のももんちゃんが仲間たちと一緒に雪だるまを作る物語です。ももんちゃん、さぼてんさん、きんぎょさんが協力して雪玉を転がし、ももんちゃんそっくりの雪だるまを完成させます。さらに、ももんちゃんが自分と同じ赤い帽子や手袋、長靴を雪だるまに身につけさせると、雪だるまが動き出すという心温まる展開が描かれています。この絵本は、ももんちゃんと仲間たちの友情や協力、そして冬の楽しさを伝える作品です。
とよたかずひこの略歴
とよた かずひこ(本名:豊田 一彦)さんは、1947年、宮城県仙台市に生まれました。早稲田大学第一文学部を卒業されています。大学卒業後はフリーのイラストレーターとして活動し、長女の誕生をきっかけに絵本作家へと転身しました。1997年には『でんしゃにのって』で厚生省中央児童福祉審議会児童文化財特別推薦を受け、2001年には『どんどこ ももんちゃん』で第7回日本絵本賞を受賞しています。また、『あめですよ』は小学1年生の国語教科書(東京書籍)に採用されるなど、多くの作品が親しまれています。
おすすめ対象年齢
対象年齢は、乳児から幼児(0歳から2歳程度)まで幅広く楽しめる内容となっています。シンプルでリズミカルな文章と親しみやすいイラストが、小さなお子さんの興味を引きつけ、読み聞かせにも最適です。また、ももんちゃんシリーズは、子どもたちに安心感と楽しさを提供する作品として、多くの親子に支持されています。
レビュー
この絵本を読んで、ももんちゃんと仲間たちが雪の中で協力して雪だるまを作る姿に心が温まりました。ももんちゃんが自分と同じ赤い帽子や手袋、長靴を雪だるまに身につけさせる場面では、ももんちゃんの優しさと想像力が伝わってきます。また、雪だるまが動き出すというファンタジックな展開は、子どもたちの想像力を刺激し、一緒に物語の世界に引き込まれることでしょう。冬の季節にぴったりのこの絵本は、親子での読み聞かせにおすすめです。


