『大阪うまいもんのうた』は、長谷川義史さんが作・絵を手掛けた絵本で、2009年に佼成出版社から出版されました。 この作品は、アメリカ民謡『ゆかいな牧場』のメロディーに乗せて、大阪の名物料理を紹介する内容となっています。たこ焼き、餃子、お好み焼き、豚まんなど、大阪の「うまいもん」がユーモラスに描かれ、歌いながら手遊びも楽しめる構成が特徴です。長谷川さんの大阪への愛情と遊び心が詰まったこの絵本は、ページをめくるたびに笑いが生まれ、大阪の文化や食べ物を楽しく学ぶことができます。
略歴
長谷川義史
長谷川義史(はせがわよしふみ)さんは、1961年大阪府藤井寺市生まれ。 グラフィックデザイナーからイラストレーターを経て、2000年に『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』で絵本作家としてデビューしました。 2003年には『おたまさんのおかいさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。また、2008年には『ぼくがラーメンたべてるとき』で日本絵本賞と小学館児童出版文化賞を受賞するなど、多くの作品で高い評価を得ています。
おすすめ対象年齢
この絵本の対象年齢は、2歳~4歳頃からとされています。 簡単な言葉とリズミカルな歌に合わせて手遊びができるため、小さなお子さんでも楽しめます。また、大阪の食文化や方言に触れることで、地域の特色を感じることができる内容となっています。
レビュー
私自身、この絵本を手に取った際、長谷川義史さんの独特のイラストとユーモラスな表現に引き込まれました。大阪の名所や食べ物が生き生きと描かれており、読みながら自然と笑みがこぼれます。特に、歌いながら手遊びができる点は、子どもたちとのコミュニケーションを深めるのに最適だと感じました。また、大阪出身でない方でも、この絵本を通じて大阪の文化や食べ物に親しみを持つことができるのではないでしょうか。全体的に、楽しさと学びが融合した素晴らしい作品だと思います。