パンダどうぶつえん/おおの こうへい

『パンダどうぶつえん』(作・絵:おおのこうへい、PHP研究所、2021年)は、動物園の園長さんが「うちにパンダがいないなら、呼べばいい!」と思いついて始まるドタバタ絵本。集まってきたのは、本物じゃないけど「パンダだよ!」って言い張る動物たち。そんな中、サルが「みんなでパンダになっちゃえば?」って提案して、動物たちが一致団結!でも思わぬハプニングもあって…。笑いながら読めて、元気をもらえるストーリーです。

略歴

おおのこうへい

おおのこうへい(大野耕平)さんは、1974年生まれ、東京都出身の絵本作家・イラストレーターです。​東京藝術大学デザイン科を卒業後、博報堂のクリエイティブディレクターやCMプランナーとして活躍する傍ら、絵本制作にも取り組んでいます。​代表作には『あつまれ!全日本ごとうちグルメさん』や『パンダどうぶつえん』などがあり、ユーモアと独自の視点で子どもたちの心をつかむ作品を多数手がけています。​また、ふくべあきひろさんとの共作も多く、素晴らしいコンビとしても知られています。

おすすめ対象年齢

この絵本は、3歳〜6歳くらいの子にぴったり!動物たちのちょっとおバカで可愛いやりとりや、変身ごっこみたいな展開が、幼稚園〜年長さんくらいの子どもたちに大ウケ間違いなし。読み聞かせにもいいし、一人読みを始めたばかりの子にもおすすめです。

レビュー

とにかくテンポがよくて、読んでいて笑ってしまう!「うちにパンダがいないなら、呼べばいい」って発想からしておもしろいし、動物たちの勘違いっぷりや協力してパンダになっちゃう展開が最高。イラストも親しみやすくて、ページをめくるたびに楽しい発見があります。ラストにちょっとしたオチもあって、親子で「そうくるか〜!」と笑って締められるのがいいところ。元気が出る、ポジティブな一冊です!

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