『ふざけんぼうのサンタクロース』(2023年、教育画劇)は、中川ひろたかさん(作)と中川貴雄さん(絵)による、大人気シリーズ第3弾。今回はなんと「ふざけんぼうの国」での騒動が舞台!クリスマスイブにプレゼント配りの途中、サンタさんとルドルフが立ち寄ったのは、年に一度の「ふざけんぼうグランプリ」真っ最中の国。大人も子どももみんな全力で“ふざける”様子に、サンタさんたちもついついノリノリに。笑ってびっくり、最後はちょっぴり心があたたかくなる、ユーモアたっぷりのストーリーです。見開きいっぱいに広がるしかけや色鮮やかな絵も見ごたえ抜群!
略歴
中川 ひろたか
中川ひろたかさんは1954年埼玉県生まれ。シンガーソングライター、絵本作家、保育士などさまざまな顔を持つクリエイター。1995年に『さつまのおいも』でデビュー。また『ないた』で日本絵本賞受賞。モー・ウィレムズ作品をはじめ、翻訳絵本も多く手がけ、独自のユーモアある語り口が魅力。さらに作曲された『世界中のこどもたちが』などの歌が、保育現場でも広く親しまれています。
中川 貴雄(絵)
中川貴雄(なかがわ たかお)さんは1979年和歌山県御坊市生まれ。大阪デザイナー専門学校でイラストを学んだ後、2005年以降フリーランスとして活動をスタートし、2009年からはクリエイティブユニット「なりゆきサーカス」に参加。絵本作家としては『わすれんぼうのサンタクロース』(中川ひろたか作)でデビューし、『なんにでもレナール!』など教育画劇から多数刊行。2020年刊行『くまのこ3きょうだい ふねのきょうそう』では絵を担当し、中川ひろたかさんとの双子ならぬ“同姓・共作”絵本のタッグとして注目を集めました。現在は絵本制作のほか、展覧会やワークショップを通じて幅広く活動されています。
おすすめ対象年齢
対象年齢は3歳〜小学校低学年くらいがおすすめです。読み聞かせにもぴったりなテンポのよい展開と、大きな絵・しかけページで、小さいお子さんも夢中になること間違いなし!ふざけるって実はすごくパワフルで大事なこと。子どもの想像力や笑いのセンスをのびのび育んでくれる一冊です。
レビュー
読んでいて思わず吹き出してしまうほど、全力で“ふざけてる”世界観が最高です!まじめな顔をしていた大人も、きっと一緒に笑ってしまうはず。ふざけんぼうの国で繰り広げられるグランプリ、どれも突拍子もないけれど、どこかかわいくてクセになる。このシリーズのサンタさんはいつもドジだけど、愛らしさ満点で応援したくなります。しかけページの大胆さにも驚かされて、読み終わるころには心がふんわり明るくなる感じ。年末の忙しい時期にこそ、親子で読んで笑いたい、癒しと元気のつまった絵本です。


