まいにちがプレゼント/いもとようこ

いもとようこさん作・絵の絵本『まいにちがプレゼント』は、2018年に金の星社から出版されました。​この作品は、毎日が新しい「今日」であり、その一日一日が贈り物であることを優しい言葉と温かみのあるイラストで伝えています。​ハリネズミを主人公に、目の前の雲や吹く風が昨日とは異なることを示し、日々の変化と今を大切にすることの重要性を描いています。​読者は、この絵本を通じて、日常の中にある小さな幸せや新しい始まりの大切さを再認識することでしょう。

略歴

いもとようこ

いもとようこさん(本名:井本蓉子)は、1944年兵庫県生まれの絵本作家・挿絵画家です。金沢美術工芸大学油絵科を卒業後、小学校教員を経て絵本の世界に入りました。独自の貼り絵技法で温かみのある作品を多数手がけ、出版された絵本は400冊以上にのぼります。主な受賞歴として、1985年度『ねこの絵本』、1986年度『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞しています。ちぎった和紙の貼り絵に着色する独自の技法で、柔らかく温かな表情の人物や動物を描き、創作童話や日本の昔話、世界の名作など多くの絵本を手がけ国際的にも高く評価されています。

おすすめ対象年齢

この絵本の対象年齢は、3歳頃から大人まで、その普遍的なテーマと深いメッセージ性から、子どもだけでなく大人にも響く内容となっており、幅広い年齢層の読者におすすめできる一冊です。

レビュー

『まいにちがプレゼント』は、日々の生活に追われ、時には立ち止まることを忘れてしまう現代人にとって、心の栄養となる絵本です。​いもとようこさんの温かみのあるイラストとシンプルながら深いメッセージが、読む人の心に優しく響きます。​特に、毎日が新しい始まりであり、その一日一日を大切にすることの重要性を再認識させてくれます。​子どもだけでなく、大人にもぜひ手に取ってほしい作品です。

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