原ペコリ作の『スライムぴぴぴ』は、2019年に発行されたユーモアあふれる絵本です。ぴょんぴょん跳ねたり、びよーんと伸びたり、楽しく変幻自在なスライムの「ぴぴぴ」と主人公の冒険が描かれています。ページをめくるたびに、スライムのユニークな動きや表情がカラフルで生き生きとしたイラストで表現され、小さな子どもたちも引き込まれること間違いなし!さらに、物語には笑いや発見が詰まっており、親子で楽しめる内容です。読み聞かせにもぴったりで、子どもの想像力を育む一冊としておすすめです。スライムの魅力にあふれたこの作品は、楽しい時間を届けてくれること間違いありません。
原ペコリの略歴
原ペコリさんは、京都出身の絵本作家・イラストレーターです。ゲーム会社や文具会社での勤務を経て、現在はフリーランスとして活動されています。 児童や女性向けのコミカルでかわいいタッチのイラストを得意とし、書籍、アプリ、玩具、キャラクターなど幅広い分野で活躍されています。 代表作には、2022年にスクウェア・エニックスから発行された『スライムぴぴぴ』や、2024年に永岡書店から発行された『おかお いろいろ』『ゆびさし どこどこ』『おしゃべり すきすき』などがあります。 また、教育画劇からは『はじめてのあかずきん』も発行されています。
おすすめ対象年齢
『スライムぴぴぴ』の対象年齢は、主に0歳から2歳の赤ちゃん向けとしておすすめされています。この絵本は、カラフルでユーモラスなイラストや簡潔でわかりやすいストーリー展開が特徴で、小さなお子さまにも親しみやすい内容になっています。特に、スライムの「ぴぴぴ」が見せる様々な形や動きが視覚的に楽しく、子どもの好奇心や想像力を刺激します。年齢を問わず、親子で一緒に楽しめる絵本として幅広い層に支持されている作品です。スライムというキャラクターの独自性も、子どもたちの記憶に残りやすく、何度でも繰り返し楽しめる魅力があります。
レビュー
『スライムぴぴぴ』は、絵本としての魅力がぎゅっと詰まった作品で、子どもだけでなく大人も楽しめる一冊だと感じました。まず、スライムのキャラクター「ぴぴぴ」の動きや変形の多彩さがとてもユニークで、ページをめくるたびにどんな姿になるのかワクワクします。そのカラフルでポップなイラストは、視覚的な楽しさを引き立て、読み手の想像力を大いに刺激します。
ストーリー自体はシンプルでありながら、スライムが見せるさまざまな動きや表情がまるで「生きている」ように感じられるのがこの絵本の大きな魅力です。特に小さな子どもたちはスライムのびよーんと伸びる動きや、ポンポン跳ねるシーンに大喜びするでしょう。物語のテンポも軽快で、読み聞かせにぴったりです。
さらに、この絵本の素晴らしいところは、子どもたちの感性や想像力を引き出す力です。スライムという親しみやすい題材が、自由な発想や冒険心を刺激し、読み終えたあとも「こんなスライムがいたらいいな」と想像を膨らませてくれるのではないでしょうか。赤ちゃんにはじめて贈る絵本にピッタリです♪
大人の目線で見ると、ユーモラスなタッチのイラストや音感を意識した文章はとても親しみやすく、親子で一緒に楽しめる作りになっています。何度でも読み返したくなる、愛着のわく絵本です。この絵本を通じて、笑顔や楽しい時間が自然と生まれるのが感じられる、とても心温まる作品だと感じました。