
『いちにちぶんぼうぐ』は、ふくべあきひろさん作、かわしまななえさん絵による絵本で、2010年にPHP研究所から出版されました。 「いちにち」シリーズの第2弾で、主人公の男の子が「文房具ってかしこそうだな。よし、いちにちぶんぼうぐになってみよう!」と考え、さまざまな文房具に変身して一日を過ごす物語です。 クリップ、ホッチキス、下敷き、磁石など、日常で使う文房具に変身し、それぞれの特徴を体験します。 ユーモラスな擬音とコミカルなイラストが魅力で、文房具の大変さや工夫を楽しく学べる内容となっています。
略歴
ふくべ あきひろ
ふくべ あきひろ(福部 明浩)さんは、1976年兵庫県生まれのコピーライター・絵本作家です。京都大学工学部を卒業後、1998年に博報堂に入社し、コピーライターとして数々の広告賞を受賞しました。2013年に独立し、クリエイティブオフィス「catch」を設立。2009年に絵本『いちにちおもちゃ』で作家デビューし、以降「いちにち」シリーズを中心に、子どもたちの想像力を刺激するユーモアあふれる作品を多数手がけています。彼の作品は、日常の中にあるユニークな視点や発想を通じて、読者に新たな気づきや楽しさを提供しています。
かわしま ななえ(絵)
かわしまななえ(川嶋ななえ)さんは、1983年東京都生まれの絵本作家・アートディレクターです。東京造形大学を卒業後、多摩美術大学大学院を修了し、2008年に広告会社・博報堂に入社。アートディレクターとして活動する傍ら、2009年にふくべあきひろさんとの共作『いちにちおもちゃ』で絵本作家としてデビューしました。以降、「いちにち」シリーズ全作品のイラストを担当し、独特のユーモアと温かみのある作風で多くの読者を魅了しています。歌舞伎をこよなく愛し、キジトラ猫の松と梅を飼うなど、日常の中の豊かな感性が作品に反映されています。
おすすめ対象年齢
この絵本の対象年齢は、4歳から5歳の未就学児から小学校低学年までとされています。 子どもたちが親しみやすい文房具のキャラクターと、楽しいストーリー展開が特徴で、読み聞かせにも適しています。
レビュー
この絵本を読んで、文房具に対する見方が変わりました。 主人公がさまざまな文房具に変身して楽しむ姿は、子どもたちの想像力を刺激し、読む者を引き込む力があります。 特に、ユーモラスな擬音やコミカルなイラストが、物語をより一層楽しいものにしています。 私ももっと文房具を大切に扱おうと思います。