いちごちゃん/さとう めぐみ

『いちごちゃん』は、さとうめぐみさん作の「おいしいもり」シリーズ第2弾。2018年、PHP研究所より出版されました。いちごちゃんはドッジボールがちょっぴり苦手。試合後にカビのモンスター三兄弟・カビラーに いちごちゃんがさらわれてしまい大ピンチ。そこへやくみレンジャーが登場!……ユーモアとアクション満載の展開にワクワクが止まらない、食べ物と友情をテーマにした冒険絵本です。

略歴

さとう めぐみ

さとう めぐみさんは、東京都生まれの絵本作家・日本画家です。東京藝術大学大学院美術研究科日本画専攻を修了し、動物をモチーフにした日本画の表現と絵本創作を続けています。代表作には、「おいしいもり」シリーズ(PHP研究所)や「まじょ」シリーズ(ハッピーオウル社)、「くものこ くー」シリーズ(教育画劇)などがあります。『まじょのほうき』で第4回ようちえん絵本大賞を受賞し、『おべんとう』で第9回MOE絵本屋さん大賞2016パパママ賞を受賞するなど、多くの作品で評価を得ています。彼女の作品は、食べ物や動物をキャラクターにしたユーモラスで温かみのあるストーリーが特徴で、子どもたちに親しまれています。

おすすめ対象年齢

『いちごちゃん』は、4歳〜6歳の子どもにおすすめの絵本です。友情・団結・ヒーロー登場といった王道のワクワク展開がぎゅっと詰まっていて、アニメや戦隊モノが好きな子にもぴったり。悪役の“カビザウルス”も登場し、想像力をくすぐる楽しい物語です。

レビュー

ドッジボールからまさかの誘拐事件へ……『いちごちゃん』は、まさに展開のジェットコースター!のんびり始まったかと思いきや、カビラーに連れ去られたいちごちゃんを助けるため、やくみレンジャーが登場。でも、相手はただの敵じゃない。カビ三兄弟が合体して巨大なカビザウルスになるなんて…!戦いのシーンも迫力があって、子どもたちは釘付け間違いなし。最後はちゃんと心あたたまるシーンもあって、読み応えバッチリの一冊です。

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