
三浦太郎さん作の絵本『おふろにはいろ』は、2020年に初版が発行されました。 この絵本では、そらまめの三姉妹やみかんのおじいさん、バナナの父さんとモンキーバナナの子どもなど、野菜や果物たちが次々と服を脱いでお風呂に入る様子が描かれています。「ぱぱぱぱぱ」「ほほほほほ」といった連続する5音や、「おふろに はいろ」という繰り返しのフレーズが特徴的で、読者に心地よいリズムを提供します。この絵本は、読む人に温かく、ぽかぽかとしたお風呂に入りたくなる気持ちを呼び起こします。
略歴
三浦 太郎
三浦太郎(みうら たろう)さんは、1968年に愛知県西尾市で生まれた絵本作家・イラストレーターです。 大阪芸術大学美術学科版画専攻を卒業後、イラストレーターとして活動を開始し、スイスの出版社La Joie De Lireから『JE SUIS…』で絵本作家としてデビューしました。 その後、赤ちゃん絵本『くっついた』で多くの読者を獲得し、2011年には『ちいさなおうさま』で第58回産経児童出版文化賞美術賞を受賞しています。 近年は絵画作品の制作や子ども向けのワークショップなど、多岐にわたる活動を展開しています。
おすすめ対象年齢
この絵本の対象年齢は0歳から2歳とされています。 赤ちゃんや幼児が楽しめる内容となっており、親子での読み聞かせに適しています。
レビュー
『おふろにはいろ』は、シンプルな言葉とリズミカルな音の繰り返しが特徴で、赤ちゃんが興味を持ちやすい構成になっています。野菜や果物たちが服を脱いでお風呂に入るというユニークな設定は、子どもたちの想像力を刺激し、お風呂の時間を楽しいものとして捉えさせてくれます。また、カラフルで親しみやすいイラストが、視覚的にも子どもたちを引きつけます。親子で一緒に読むことで、お風呂の時間がより楽しく、温かいコミュニケーションの場となることでしょう。