『そらまめくんの ありがとう』は、なかやみわさんによる心温まる絵本で、2023年に小学館から出版されました。本作では、そらまめくんと仲間たちが日常のやりとりの中で「ありがとう」を伝え合い、感謝の気持ちや思いやりの心を育む様子が描かれています。繰り返される「はい どうぞ」「ありがとう」のリズムは、乳幼児にも心地よく響き、自然と感謝の大切さを学べる内容となっています。
なかやみわの略歴
なかやみわさんは、1971年に埼玉県大宮市（現：さいたま市）で生まれました。女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室を卒業後、キャラクターデザイナーを目指してサンリオに入社しました。しかし、流行に左右されず時代を超えて愛される絵本に憧れ、専門学校の絵本コースで川端誠氏に学びました。その後、出版社への持ち込みを経て、制作に1年を要し、1997年5月に『そらまめくんのベッド』を発表しました。この作品は読者から好評を博し、以降、『くれよんのくろくん』など多数のシリーズや作品を手掛けています。作品によって、色鉛筆、パステル、クレヨン、水彩絵具などの画材を使い分けています。また、2010年4月から2012年3月まで女子美術大学芸術学部アート・デザイン表現学科の准教授を務めました。
おすすめ対象年齢
対象年齢は、3歳から5歳頃からとされてますが、言葉を覚え始める時期の子どもたちにもぴったりです。シンプルな言葉と優しいイラストが、感謝の気持ちを自然に育てる手助けをしてくれます。
レビュー
この絵本を読んで、日常の中で「ありがとう」を伝えることの大切さを改めて感じました。そらまめくんたちのやりとりから、思いやりや感謝の心が育まれる様子が伝わってきて、心が温かくなります。小さなお子さんへの読み聞かせにも最適で、親子で感謝の気持ちを共有する素敵な時間を過ごせる一冊です。ぜひ、日常の中で「ありがとう」を伝えるきっかけとして、この絵本を手に取ってみてください。
