とりがいるよ/風木 一人

『とりがいるよ』(作:風木一人さん、絵:たかしまてつをさん、KADOKAWA、2016年発行)は、赤ちゃん向けの知育絵本です。シンプルでカラフルなイラストと「とりがいるよ」の繰り返しのフレーズが特徴で、色や形、大きさの違う鳥たちを探す楽しさがあります。読者参加型の構成で、親子のコミュニケーションを促進します。ママたちの声から生まれたこの絵本は、初めての絵本としてもおすすめです。

略歴

風木一人

風木一人(かぜき かずひと)さんは、1968年東京都生まれの絵本作家・翻訳家で、「ホテル暴風雨」のオーナーでもあります。主な作品に『とんでいく』(福音館書店)、『とりがいるよ』(KADOKAWA)、『にっこり にこにこ』(講談社)などがあり、イタリア・フランス・韓国・中国・台湾でも翻訳出版されています。また、絵本創作講座の講師や絵本コンテストの審査員も務めるなど、幅広く活躍されています。

たかしまてつを(絵)

たかしまてつをさんは、1967年愛知県生まれの画家・イラストレーターです。1999年にボローニャ国際絵本原画展に入選、2005年にはほぼ日マンガ大賞と二科展デザイン部イラストレーション部門特選賞を受賞しています。代表作に『ビッグ・ファット・キャット』シリーズ(共著/幻冬舎)、『ブタフィーヌさん』(ほぼ日刊イトイ新聞)などがあり、絵本『とりがいるよ』『たまごがあるよ』『いっしょにするよ』(KADOKAWA)などのイラストも手がけています。

おすすめ対象年齢

この絵本は、0歳から3歳くらいの赤ちゃんを対象としています。シンプルな言葉とカラフルなイラストで、視覚的な楽しさを提供し、赤ちゃんの好奇心を刺激します。また、親子で一緒に読んで、鳥を探したり、数えたりすることで、コミュニケーションのきっかけにもなります。初めての絵本としてもおすすめです。

レビュー

『とりがいるよ』は、シンプルな構成ながら、色や形、大きさの違う鳥たちを探す楽しさが詰まった絵本です。ページをめくるたびに新たな発見があり、赤ちゃんだけでなく大人も楽しめます。特に、メインの鳥以外にも、おまけの鳥が描かれており、細部まで目を凝らす楽しさがあります。赤ちゃん絵本の定石から外れた構成も新鮮で、親子で一緒に読む時間がより豊かになる一冊です。

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