たまごがあるよ/風木 一人

『たまごがあるよ』は、風木一人さんが文を、たかしまてつをさんが絵を手がけた、赤ちゃん向けの参加型絵本です。2017年にKADOKAWAから出版されました。ページをめくるたびに「たまごがあるよ」「とんとんってたたいてみて」と語りかけ、子どもがたまごを“とんとん”と叩くと、たまごから鳥が生まれるという展開が繰り返されます。シンプルな言葉と優しいイラストで、親子のコミュニケーションを促し、子どもの好奇心を引き出します。保育士や保護者からも高い評価を受けています。

略歴

風木一人

風木一人(かぜき かずひと)さんは、1968年東京都生まれの絵本作家・翻訳家で、「ホテル暴風雨」のオーナーでもあります。主な作品に『とんでいく』(福音館書店)、『とりがいるよ』(KADOKAWA)、『にっこり にこにこ』(講談社)などがあり、イタリア・フランス・韓国・中国・台湾でも翻訳出版されています。また、絵本創作講座の講師や絵本コンテストの審査員も務めるなど、幅広く活躍されています。

たかしまてつを(絵)

たかしまてつをさんは、1967年愛知県生まれの画家・イラストレーターです。1999年にボローニャ国際絵本原画展に入選、2005年にはほぼ日マンガ大賞と二科展デザイン部イラストレーション部門特選賞を受賞しています。代表作に『ビッグ・ファット・キャット』シリーズ(共著/幻冬舎)、『ブタフィーヌさん』(ほぼ日刊イトイ新聞)などがあり、絵本『とりがいるよ』『たまごがあるよ』『いっしょにするよ』(KADOKAWA)などのイラストも手がけています。

おすすめ対象年齢

『たまごがあるよ』は、赤ちゃんから3歳ころまでの乳幼児を対象とした絵本です。シンプルな言葉と繰り返しのリズム、親子で一緒に“とんとん”とたまごを叩く動作が、子どもの興味を引き、言葉や動作の発達を促します。保育園や家庭での読み聞かせに最適な一冊です。

レビュー

『たまごがあるよ』は、シンプルながらも子どもの好奇心をくすぐる素敵な絵本です。「たまごがあるよ」「とんとんってたたいてみて」という繰り返しのフレーズが、子どもたちの参加を促し、親子のコミュニケーションを深めます。たかしまてつをさんの優しいイラストが、物語の世界観を引き立て、読み聞かせの時間をより楽しいものにしてくれます。特に、たまごから鳥が生まれる瞬間の子どもの反応は、見ていて微笑ましく、親としても嬉しくなります。

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