へんしんトンネル/あきやま ただし

『へんしんトンネル』は、あきやまただしさんによる大人気の「へんしん」シリーズ第1作。2002年に発行されました。この絵本では、ふしぎな「へんしんトンネル」を通ると、言葉がまるで魔法のように変身しちゃうんです!たとえばゴリラがウホウホウホと言いながらトンネルに入るとフクロウになりホウホウホウとなったりして、読みながら思わず吹き出してしまうような展開ばかり。言葉遊びの楽しさがぎゅっと詰まった1冊です。

略歴

あきやま ただし

あきやま ただし(本名:秋山 匡)さんは、1964年に東京都で生まれた日本の絵本作家、イラストレーターです。東京芸術大学デザイン科を卒業後、1993年に『ふしぎなカーニバル』で第14回講談社絵本新人賞を受賞し、絵本作家としてのキャリアをスタートさせました。
その後、1995年には『はやくねてよ』で日本絵本賞大賞を受賞し、さらに2015年には『いしをつんだおとこ』で第62回産経児童出版文化賞美術賞を受賞するなど、数々の賞を受けています。
代表作としては、「はなかっぱ」、「パンツぱんくろう」、「まめうしシリーズ」、「へんしんシリーズ」「たまごにいちゃん」シリーズなどがあり、これらの作品は子どもたちから高い人気を博しています。
また、2004年からはNHK Eテレの「おかあさんといっしょ」で「パンツぱんくろう」、2010年からは「はなかっぱ」のアニメーションが放送され、幅広いメディアで活躍し、子どもたちに笑顔と感動を届け続けています。

おすすめ対象年齢

2歳ごろから小学校低学年までの子どもにおすすめです。ひらがなや言葉に興味を持ち始めた時期にぴったりで、読み聞かせにもぴったり。音のリズムやことばの変化を楽しめるので、言葉のセンスや発音の練習にもなるんですよ。くすっと笑える展開が多くて、飽きずに最後まで楽しめます。

レビュー

最初に読んだとき、私も声に出して笑っちゃいました!言葉がトンネルをくぐると、全然違う意味になるっていう発想がすごく面白い。子どもと一緒に読むと、「今度は何に変わるの!?」って期待感でどんどん引き込まれていきます。オチのくだらなさも絶妙で、大人も一緒に楽しめるのが魅力。シリーズが続いているのも納得の面白さです。何度でも読みたくなる、お気に入りの一冊です。