ふたごのひつじ ポコとモコ/市原 淳

『ふたごのひつじ ポコとモコ』は、市原淳さんが作・絵を手がけた、仲良しの双子のひつじ「ポコ」と「モコ」のお話です。見た目はそっくりな二人ですが、好きな食べ物や遊び、部屋の様子など、違いがたくさん。ページをめくるたびに発見があり、違いを見つける楽しさが詰まっています。仕掛けページもあり、遊び心満載の一冊です。2015年にポプラ社からの発行です。

略歴

市原 淳

市原 淳(いちはら じゅん)さんは、愛知県出身のイラストレーター・絵本作家で、大阪芸術大学デザイン学科を卒業。2009年にはオリジナルキャラクター「Poppets Town」がカナダでアニメ化され、世界約100カ国で放送されました。絵本作品には『もいもい』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)のほか、『ふたごのひつじ ポコとモコ』(ポプラ社)、『ゆうびんやさんのココリさん』(講談社)などがあります。また、雑貨や広告のイラストレーションも手がけ、多方面で活躍中です。

おすすめ対象年齢

この絵本は、1歳から3歳ごろの赤ちゃんにぴったりです。言葉がまだわからなくても、ポコとモコのやりとりやカラフルな絵、仕掛けの楽しさで夢中になれます。繰り返し読むことで、「ちがい」に気づく力や観察力が自然と育まれていくのもポイント。親子のコミュニケーションにもおすすめの一冊です。

レビュー

『ふたごのひつじ ポコとモコ』は、見た目はそっくりでも性格や好みが異なる双子のひつじを通じて、個性の大切さをやさしく伝えてくれます。ページをめくるごとに新しい発見があり、仕掛けページも楽しく、子どもたちの興味を引きつけます。イラストは柔らかく温かみがあり、読んでいて心が和みます。親子で一緒に楽しめる、心温まる絵本です。

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