中川ひろたかさん作、山本孝さん絵の『じめんのしたにはなにがある』(2018年・アリス館)は、ミニカーを地面に埋めようとしたら根っこに阻まれて…という日常の“もしも”から始まる、地中の不思議を探検する絵本。土の下には根っこだけじゃなく、生き物や水脈、温泉…それに地下鉄や下水道まで?想像がどんどん広がる内容で、好奇心を刺激されること間違いなし!4~6歳くらいから楽しめて、おはなし絵本シリーズ「ちきゅうのふしぎえほん」の一冊としても人気。
略歴
中川 ひろたか
中川ひろたかさんは1954年埼玉県生まれ。シンガーソングライター、絵本作家、保育士などさまざまな顔を持つクリエイター。1995年に『さつまのおいも』でデビュー。また『ないた』で日本絵本賞受賞。モー・ウィレムズ作品をはじめ、翻訳絵本も多く手がけ、独自のユーモアある語り口が魅力。さらに作曲された『世界中のこどもたちが』などの歌が、保育現場でも広く親しまれています。
山本 孝(絵)
山本孝(やまもと たかし)さんは1972年、愛媛県松山市生まれ。大阪デザイナー専門学校で編集デザインを学び、「あとさき塾」「メリーゴーランド絵本塾」で絵本制作をさらに磨いた絵本作家。代表作は内田麟太郎さんとの行事絵本シリーズ『十二支のおはなし』など。ほかにも『むしプロ』『ちゃんがら町』『祇園精舎』に加えて、『じめんのしたにはなにがある』など幅広いテーマをユーモアと温かみのあるタッチで描いています。現在も創作を続けている注目の絵本作家です。
おすすめ対象年齢
対象年齢は4歳〜6歳くらいが目安。地面の下に何があるのか、わくわくしながら想像を広げられる世代にぴったり。読むだけじゃなく、「地下ってどうなってる?」と親子で話が弾むし、科学や自然への興味も自然と育ちそう!
レビュー
ミニカーを地面に埋めようって発想から、地中の世界へ広がる探検って、単純だけどとにかくワクワクするよね!中川ひろたかさんらしい、軽やかでリズムある文章と、山本孝さんの描くやわらかくて少し不思議な絵がぴったりマッチ。地面の下に広がる見えない世界が、親子で「もしここに温泉があったら…?」なんて想像をふくらませてくれるのが楽しい。子どもにとってはもちろん、大人も一緒に読みながら「へぇ、そういう発想あるよね」って笑顔になれる1冊!