『だーれだだれだ!』は、きむら ゆういちさん作、せべ まさゆきさん絵による、赤ちゃん向けの仕掛け絵本です。2002年に小学館から出版されました。スライド式のページを引いたり戻したりすることで、絵が変わる楽しい仕掛けが特徴です。かばくんのお家で、花瓶やカーテンの中に隠れている動物たちを探す「かくれんぼ」遊びが展開され、繰り返し楽しめます。厚紙でできたボードブックなので、0歳の赤ちゃんでも安心して遊べます。
略歴
きむら ゆういち
きむら ゆういちさん(本名:木村 裕一)は、1948年東京都生まれ。多摩美術大学を卒業後、造形教育の指導やテレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家として活躍されています。代表作には『あらしのよるに』シリーズ(講談社)や『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ(偕成社)などがあり、国内外で1000冊以上の著書があります。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞を受賞。また、純心女子大学の客員教授も務められています。
せべ まさゆき(絵)
せべまさゆき氏は、絵本作家・イラストレーターとして活躍しており、子ども向けの絵本や児童書の挿絵を多数手掛けています。代表作には『じしん・つなみ どうするの?』や『うんぴ・うんにょ・うんち・うんご』などがあり、子どもたちにわかりやすく、親しみやすいイラストで定評があります。
おすすめ対象年齢
『だーれだだれだ!』は、0歳から2歳の赤ちゃんを対象とした絵本です。厚紙でできたボードブック仕様なので、小さな手でも扱いやすく、破れにくいのが特徴です。スライド式の仕掛けで、視覚的にも楽しめる内容となっており、初めての仕掛け絵本としておすすめです。
レビュー
この絵本は、赤ちゃんの「かくれんぼ」への興味を引き出す素敵な一冊です。スライド式の仕掛けを自分で動かすことで、発見の喜びを感じられます。せべ まさゆきさんのカラフルでシンプルなイラストも魅力的で、赤ちゃんの視覚を刺激します。親子で一緒に「だーれだ?」と問いかけながら読むことで、コミュニケーションも深まります。初めての仕掛け絵本として、ぜひ手に取ってほしい作品です。