リンク
宮西達也さん作の絵本『おまえうまそうだな さよならウマソウ』は、ティラノサウルスシリーズの第16作目として、2023年にポプラ社から出版されました。本作では、年老いたティラノサウルスが野原で倒れているところを、アンキロサウルスの親子が助けます。そのアンキロサウルスは、かつてティラノサウルスが育てたウマソウであり、20年ぶりの再会を果たします。長い時を経て再び巡り合う親子の絆と、変わらぬ愛情を描いた感動的な物語です。
略歴
みやにし たつや
みやにし たつや(宮西達也)さんは1956年、静岡県駿東郡清水町に生まれました。日本大学芸術学部美術学科を卒業後、人形美術やグラフィックデザイナーとしての経験を積み、その後絵本作家としての道を歩み始めました。代表作には『おまえうまそうだな』や『おとうさんはウルトラマン』シリーズなどがあり、これらの作品で数々の賞を受賞しています。また、紙芝居やプラネタリウムの作品制作、エッセイ執筆など、多岐にわたる活動を展開しています。
おすすめ対象年齢
この絵本の対象年齢は、3歳から6歳(年少から年長)および小学校低学年(1年生から2年生)とされています。幼児から小学校低学年までの子どもたちが楽しめる内容です。
レビュー
『おまえうまそうだな さよならウマソウ』は、親子の再会を通じて、無償の愛や本当の強さとは何かを問いかける作品です。シリーズ第1作『おまえ うまそうだな』での別れから20年後の物語として、成長したウマソウと年老いたティラノサウルスの再会は、読者の心に深い感動を与えます。宮西達也さんの温かみのあるイラストと、シンプルながらも心に響くストーリーが、子どもだけでなく大人の心にも訴えかけます。親子で一緒に読むことで、家族の絆や思いやりの大切さを再認識できる一冊です。ハンカチ必須です!
リンク