とんとんとん/あきやま ただし

『とんとんとん』は、あきやまただしさんが作・絵を手がけ、1997年に金の星社から出版されました 。お友達のかずきくんの家を訪ねる女の子が、マンションのさまざまなドアを「とんとんとん」とノックしていくストーリーで、繰り返しのリズムが楽しい内容となっています。

略歴

あきやま ただし

あきやま ただし(本名:秋山 匡)さんは、1964年に東京都で生まれた日本の絵本作家、イラストレーターです。東京芸術大学デザイン科を卒業後、1993年に『ふしぎなカーニバル』で第14回講談社絵本新人賞を受賞し、絵本作家としてのキャリアをスタートさせました。
その後、1995年には『はやくねてよ』で日本絵本賞大賞を受賞し、さらに2015年には『いしをつんだおとこ』で第62回産経児童出版文化賞美術賞を受賞するなど、数々の賞を受けています。
代表作としては、「はなかっぱ」、「パンツぱんくろう」、「まめうしシリーズ」、「へんしんシリーズ」、「たまごにいちゃん」シリーズなどがあり、これらの作品は子どもたちから高い人気を博しています。
また、2004年からはNHK Eテレの「おかあさんといっしょ」で「パンツぱんくろう」、2010年からは「はなかっぱ」のアニメーションが放送され、幅広いメディアで活躍し、子どもたちに笑顔と感動を届け続けています。

おすすめ対象年齢

『とんとんとん』は、2歳〜4歳ごろの小さなお子さんにぴったりの絵本です。短く繰り返されるフレーズと親しみやすい動物たちの登場が、乳幼児の集中力と語彙力の発達にぴったり。読み聞かせの最初の一冊としてもおすすめされており、親子でのふれあいタイムにぴったりです。

レビュー

この絵本、最初に読んだとき「なんてシンプルでかわいいんだ!」と感動しました。繰り返しのリズムが心地よくて、読んでいるこちらも自然と声が弾みます。「とんとんとん」「だーれかな?」のやりとりが、子どもとのコミュニケーションにぴったりで、何度読んでも飽きない魅力があります。動物たちの登場も楽しくて、ページをめくるたびにワクワクします。短い時間でも読みやすいので、寝る前の1冊にもおすすめです。