『マンドリルおじさんのおなら』は、河辺花衣さんが作、寺島ゆかさんが絵を担当した、ユーモラスなナンセンス絵本です。2014年9月に文溪堂から刊行されました。マンドリルのおじさんは、みんなと遊びたいのに、とてもクサイおならが出てしまうことに悩んでいます。そこへ子ゾウがやってきて、楽しいアイディアで悩みを解決しようとします。次々に登場する動物たちの反応もおもしろく、ちょっと珍しい動物たちにも出会えるのが魅力です。おならという子どもが大好きな題材を思いきりユーモラスに描きながら、悩みを抱えているマンドリルおじさんをみんなで助けようとする、ほのぼのとした温かさも感じられます。
略歴
河辺 花衣
河辺花衣(こうべ・はなえ)さんは、絵本作家です。絵本ワークショップ「あとさき塾」で絵本づくりを学び、『マンドリルおじさんのおなら』で絵本作家としてデビューしました。2014年に文溪堂から刊行された本作では、みんなと遊びたいのにクサイおならに悩むマンドリルおじさんを主人公に、動物たちが繰り広げるユーモラスな物語を描いています。子どもが思わず笑ってしまう「おなら」を題材にした、河辺さんのユニークな発想が光る作品です。
寺島 ゆか(絵)
寺島ゆかさんは、宮城県生まれの絵本作家・イラストレーターです。社会人として働いた経験を経て、アメリカ・ニューヨークのシラキュス大学でイラストレーションを学びました。帰国後は絵本の制作に取り組み、2013年には自身が作・絵を手がけた『もう ママったら!』を文溪堂から刊行。『マンドリルおじさんのおなら』では絵を担当し、その後も『よるのようふくやさん』『ねこはちときんとっと』など、ユーモアのある楽しい絵本を発表しています。『もう ママったら!』についてのインタビューでは、子どもだけでなく、お母さんも楽しめる絵本を作りたいという思いから作品を考え、「あとさき塾」に通って企画を何度も練り直したことも語っています。
おすすめ対象年齢
『マンドリルおじさんのおなら』は全32ページで、対象年齢の目安は3歳から6歳頃です。お話が理解しやすく、子どもが大好きな「おなら」が題材なので、幼児向けの読み聞かせに最適です。3歳から小学校に上がる前くらいまで、親子で笑いながら楽しむのにちょうどいい一冊ですね。
レビュー
子どもたちが大好きな「おなら」というテーマを、全力でポップに描いた最高に楽しい絵本です!「みんなと遊びたいのにクサイおならが出ちゃう…」と真剣に悩むマンドリルおじさんに、仲間たちが思いがけないアイデアで協力していく展開がたまりません。動物たちの表情豊かなリアクションに、読み聞かせでは子どもたちも大爆笑間違いなし!単なるお笑い絵本にとどまらず、困っている仲間を助け合う温かい思いやりも描かれていて、読み終わった後は親子でほっこり優しい気持ちになれます。


