『パオちゃんのうんどうかい』は、なかがわみちこさんによる人気シリーズの一冊で、2008年にPHP研究所から発行されています。今日は町の運動会。パオちゃんは友だちと元気いっぱい会場へ向かい、赤組・白組に分かれて競技に挑みます。かけっこや玉入れ、綱引きなど、どれも全力でがんばる姿が生き生きと描かれています。特に大玉転がしでは、思わぬ展開にドキドキ。最後はみんなでお弁当を食べてにっこりです。勝ち負けよりも「みんなで参加する楽しさ」が伝わる内容なので運動会が待ち遠しくなる一冊です。
略歴
なかがわ みちこ
なかがわみちこ(仲川 道子)さんは 1948年、東京都生まれ の絵本作家・イラストレーターです。明るく温かい絵柄と、子どもたちの心に寄り添うストーリーで長年親しまれてきました。絵本だけでなく、紙芝居作品も多数手がけ、多くの作品が世代を超えて読み継がれています。代表作には、ぞうのパオちゃんが主人公の「パオちゃん」シリーズ、色とりどりのかえるたちが登場する「10ぴきのかえるシリーズ」、子どもが親しみやすい「かわいいむしのえほん」シリーズなどがあり、どれも幼児~幼児教育現場で人気です。これらの作品はシンプルで楽しい世界観で、親子の読み聞かせにもぴったりです。紙芝居『たんたんとんとん』など、絵本以外でも子ども向け作品に幅広く取り組んでいます。
おすすめ対象年齢
対象年齢は3歳〜6歳くらいが目安です。文章はテンポがよく、競技の内容もわかりやすいため、幼稚園・保育園世代の子どもが楽しみやすい構成です。運動会の雰囲気や応援の楽しさ、友だちと協力する気持ちが自然と伝わるので、行事前の読み聞かせにも向いています。
レビュー
読んでいて、とにかく元気をもらえる絵本だと感じました。パオちゃんたちが一生懸命走ったり応援したりする姿がとてもかわいく、自然と声を出して読みたくなります。競技の勝敗だけでなく、みんなで参加する楽しさや、終わった後に一緒にお弁当を食べる時間まで丁寧に描かれているのが印象的です。だから、運動会がちょっと苦手な子でも「楽しそう」と感じられそうです。読後は「うんどうかい、がんばろうね」と声をかけたくなる、前向きな気持ちになれる絵本です。

