『ちかてつ もぐらごう』は、大森裕子さん作の絵本で、2020年に交通新聞社から出版されました。モグラたちが運行する「ちかてつ もぐらごう」に乗って、動物たちが地下の世界を旅するワクワクいっぱいのお話です。地下には、野菜の収穫スポット、化石博物館、根っこパークなど、子どもの想像力をくすぐる場所が次々登場します。電車のすれ違いシーンや駅弁など、電車好きが喜びそうな細かい描写もたっぷりです。地下って見えない場所だからこそ、「こんな世界があるかも!」と夢が広がります。読み終わる頃には、親子で地下をのぞいてみたくなる楽しい一冊です。
略歴
大森 裕子
大森裕子(おおもりひろこ)さんは、1974年神奈川県生まれの絵本作家です。東京藝術大学大学院在学中からフリーランスとして活動をスタートし、ユーモアと観察力あふれる作品を数多く手がけています。食べ物や動物、乗り物など、子どもが夢中になりやすいテーマを、細かく楽しいイラストで描くのが魅力です。代表作には『おすしのずかん』『パンのずかん』『ねこのずかん』『ちかてつ もぐらごう』、 「へんなえほん」シリーズ、『どうぶつまねっこたいそう』などがあります。眺めるだけでも発見が多く、子どもが何度も読みたくなる作品を生み出している人気作家さんです。
おすすめ対象年齢
対象年齢は3歳〜6歳くらいが目安です。ストーリーはシンプルでわかりやすく、電車が登場するので乗り物好きの子にはかなり刺さります。細かい絵をじっくり見る楽しさもあるので、年中・年長さんになると「ここにも何かある!」と新しい発見をしながら読めます。読み聞かせなら2歳後半くらいから楽しめそうです。
レビュー
これは電車絵本というより、“地下冒険絵本”という感じでかなり楽しかったです。普通の電車絵本は駅に着いて終わることも多いですが、この作品は地下ならではの発想がとてもユニークでした。野菜の根っこや化石など、「土の下ってこうなってるのかな?」と想像が広がります。大森裕子さんの絵は情報量が多いのに見やすくて、細かい部分まで見たくなります。電車好きの子はもちろん、探し絵っぽい絵本が好きな子にもぴったりです。親も「こんな地下鉄なら乗ってみたい…!」と思ってしまうはずです。

